2022年上半期 読んでよかった本 ベスト3冊
私が2022年上半期に読んだ本のなかから、個人的ベスト3冊を選びました。
ちなみにこの企画は、蛸文(たこふみ)さんの記事を参考にさせていただきました。
それでは、私の個人的ベスト3冊を紹介していきます。
第3位 木洩れ日に泳ぐ魚/恩田陸
二人の男女の語り口が交互に繰り返され、徐々に真相が明らかになっていく展開にとても引き込まれました。ミステリーとしての面白さもさることながら、人間の記憶、愛することの意味を問いかけられる重厚で奥深い物語でした。
第2位 ビオレタ/寺地はるな
物事をなんでも悪いほうにばかり考えてしまう主人公が自分と重なり、主人公が出会う人々の優しさに涙しながら読み進めました。勝手にあの人はこうだと決めつけたり悪い思い込みをしてばかりの主人公だったけれど、そうではなく、自分が大切に思う人には自分から優しさを与えて見返りを求めない、それが人としてあるべき生き方なんだと改めて気付かされました。
第1位 私たちは銀のフォークと薬を手にして/島本理生
アラサーの私には、主人公たちの恋愛模様に共感ばかりのお話でした。大きな秘密を抱えながらも、知世と椎名さんの穏やかで微笑ましい日々にキュンが止まりませんでした。決して器用ではないけれど仕事に熱心に取り組み、心を許せる親しい友人たちがいて、椎名さんに愛され温かい関係を築いている、そんな知世に憧れ、私もそうなりたいと強く思いました。
というわけで、以上、私の2022年上半期 読んでよかった本 ベスト3冊でした。
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