長崎ちゃんぽん in長崎 2
以下にあげる店は、ランキングではないし、長崎ちゃんぽんの有名店だというわけでもありません。私が個人的に面白いと思った店をあげているだけです。全て、ここ半年でいった店にしました。コロナ以後、慶華園など閉店した惜しい店もありました。また、味が変わることもあるからです。
新和楼
新地中華街の。ど真ん中もど真ん中、中心の十字路の角に新和楼があります。
ど真ん中の割には、列んでいる客がいないことが多い。ネット紹介もあまりありません。
【長崎市】創業95年!《伝説のちゃんぽん店》は、風味、旨み、香りのすべてが一級品~新和楼
これぐらいかなあ。。
老舗で、中華街の店では一番古いはずです。長崎歯科医師会の御用達だと聞いたことがあります。
ここのちゃんぽんは、なかなか個性的というか、やや魚介系の味が強いスープです。スープが普通のちゃんぽんより茶色っぽい感じで、厚みのある複雑な味です。どっちかというとこってり系かな。価格がなぜか安めなのもありがたい。前、ランチ定食でイカの炒め物を食べておいしかったので、印象は良かったのですが、今回も好印象です。
ここ、いまいち有名でないですね。tabelog でも毀誉褒貶があるようで、だれもが気に入る味ではないらしい。観光客なら、そのひとの出身地の地方の違いで好みが違うということもあるのかな。
私はわりと好きな店ですね。まず1Fの天井が高く、古い豪華な中華料理屋の雰囲気を残している。神戸や京都にも、こういう感じの店がありましたね。家具も大きくゆっくりとした感じがいたします。おちついた食事にむいてますね。そのせいか、たまに全館貸し切りになっているようです。
中華 大八 駅前店
店外に列ができる飲食店は、基本的には行かないことにしている。いままで、良かった例が非常に少なかったからです。ただ、大八 駅前店は、何十度となくその前を通っておりました。また、ネットではむやみに誉めている人もいますね。一度も食べないで、なんのかのというのも無茶な話なので、ちょうど時間がとれたので並んで昼食のちゃんぽん食べてみることにしました。 内部は外から想像するより遙かに清潔感があり、タイル貼り風で磨き上げられている。女性店員の客対応は手慣れていて好感がもてます。
スープは、個性があるというより中庸で普通。ただ、微妙なコク・うまみが優れています。麺は太めでこしがあるタイプ。感心したのは野菜やイカゲソなどの具のあつかいです。細かく切ってあり、よく味がしみこんでいる。具の下拵えが非常にしっかりしていると思います。ちゃんぽんの場合、快速でつくることが多く、キャベツに固いところが残っていることが、ままあるものですが、ここはそういうところが一切ありません。とくに目立つ豪華な具が入っているわけではないが滋味豊かです。丁寧な仕事が印象的です。だてに行列店ではないな、と思ったものでした。
三角亭
https://tabelog.com/nagasaki/A4201/A420101/42000856/
店内は雑然としていて、テレビがついている。まさに昭和の小さな食堂です。ピカピカの清潔さを求める人には、あまり合わないかもしれないなあ。スープは、基本的にあっさり系で澄んでいるほうに近いが結構いける。ちゃんぽん(並)は値段を考えると相当上をいっていると思う。さらに月~金のランチタイムは割引になります。先々週、ちゃんぽん+ミニチャーハン セットを食べ、忘れ難い印象がありました。チャーハンのほうはいまいち。ここは餃子のほうが得意みたいです。
二度目は、「特選ちゃんぽん」(上イメージ 当方撮影)を食べました。具がイカなど入っていて、しかも下味の調理がまとも。卵黄のまわりに小エビがきちんと並んでいるのが可愛い。
なんと、この三角亭、「長崎チャンポンの元祖」という説もあるようです。ある方の詳細な記事です。このブログ主には「あんかけ焼きそばの謎 (ハヤカワ新書) 2024/8/21 」という近著もあるようです。
『焼きそば名店探訪録』 三角亭
この記事によると、明治43年1月1日の『東洋日の出新聞』(1910)の全面広告。で三角亭がでていたそうです。この地域は原爆にも空襲にも直接にはあってない区域だから、店続いていても不思議じゃないと思います。
続きも、たぶんあります。
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