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幸せになるコツは基準を下げること
幸せかどうかを決めるのは、自分の中にある幸せの基準を満たしているかどうかだと思います。今の状態がその基準を満たしていれば幸せで、そうでなければ幸せじゃないということです。
ただ、単純に幸せか幸せじゃないかではなく、どれくらい幸せかという度合いもあると思います。ちょっと幸せとか、すごく幸せとか。
基準を大きく超えるとすごく幸せを感じ、基準を少し超えたくらいだとちょっと幸せを感じる、そんな感じではないかと思います。
すごく幸せになるには、その基準を大きく超えるような出来事が必要です。それってなかなか大変だと思います。場合によっては時間もかかるしお金もかかるかもしれません。
実は、そんな大きな出来事でなくても、すごく幸せになることができます。幸せの度合いは、自分の中にある基準と出来事のギャップの大きさで決まります。ということは、自分の中にある幸せの基準を下げればいいのです。
例えば、10万円持っていたら幸せという基準があると、5万円では幸せは感じられません。だけど、基準を1万円持っていたら幸せに下げると、5万円持っているだけで幸せに感じられます。
あくまでも理屈の上での話になります。実際にはそうかんたんにはいかないような気がします。なんだかんだいって、僕を含めて人って欲深い生き物です。
生活水準って、一度高くなるとなかなか下げられないという話を聞いたことありませんか?高くなっている自覚がない場合も多いと思います。
住まいなんてわかりやすいです。僕は20代前半で一人暮らしを始めてから今に至るまで、3〜4回引越しをしていますが、順調に家賃が上がっています(苦笑)
今は結婚して奥さんと2人で暮らしていますので、一人暮らしのときよりも部屋の広さが必要なのはありますが、ある程度の広さがある方がやっぱり快適なんですよね。
さらに欲深いのが、今の幸せが当たり前になってしまうところです。新しい恋人ができると、最初は一緒にいてくれるだけで幸せですが、慣れてくると一緒にいることが当たり前になってしまいます。
幸せの基準が満たされていると、やがてそれが当たり前になってしまい、そこでは満足できなくなってきます。気がつくと幸せの基準がどんどん高くなっています。
たまには幸せの基準を見直してみるのもいいかもしれません。たぶん今当たり前と思っているものは当たり前ではないと思います。
ちなみに幸せの基準を下げると、自分の価値が下がってしまうように思う人もいるかもしれませんが、まったくの別物です。
もちろん狭くて安い家に引っ越そうというわけではなくて、無駄に基準が高くなっているところがあれば、そこは考えてみてもいいのではないかというお話でした。