恥ずかしい思いをしました・・・
今朝の通勤電車でのことです。
僕はドアのすぐ横のところで立って本を読んでいました。
最初はそんなに混んでいなかったけど、途中からかなりぎゅうぎゅう詰めになってきました。なんとか自分の居場所を確保しながらも、僕は本に夢中になっていました。
僕が降りる駅のひとつ前の駅に着いたときにふと気づきました。けっこう出入りの多い駅だったんですが、乗ってくる人が女性ばかりなんです。
珍しいこともあるもんだなぁと思っていたら、さらに不思議なことに、乗っている人もほとんど女性なんです。いや、改めて周りを見てみると、女性しかいないんです。男性は僕しかいません。
一瞬何が起きたのか理解できず、頭が真っ白になりましたが、すぐに状況を理解しました。そうなんです。僕は女性専用車両に乗っていたんです。
「ヤバっ!」と思いながらも平静を装って、本を読んでいるフリをします。もはや本の内容は頭に入ってきません(笑)。
さっきまでは普通に乗っていたはずなのに、今では周りの女性がみんな僕の方を見ているような気がしてきます。
「何あの人?なんで男性なのに女性専用車両に乗ってるの?」って、後ろ指を指されているような感じでしょうか。幸いなことに、次の駅が目的地だったので、そそくさと降りました。逆にいうと、それまでの6駅はずっと女性専用車両に乗っていたということなんですが。
いや〜、恥ずかしい思いをしました。
もし、不快に感じた方がいたら申し訳なかったですね。
女性専用車両というと、先頭か最後方のどちらかの車両だと思い込んでいましたが、電車によっては真ん中ら辺の場合もあるんですね。思い込みって恐ろしいです。
ポジティブな感情でもネガティブな感情でも、感情が大きく動いた出来事というのは、いつまでも記憶に残るものです。
こういう、感情が大きく動いた出来事のことを、情動記憶といいます。情動記憶は、これからの思考や行動に大きな影響を与えます。
たとえば、小さい頃に歌を褒められてすごく嬉しかった経験をした人が、将来歌手になったりします。料理を褒められた人が料理人になったりします。
小さい頃に犬に噛まれて怖い思いをした人は、大人になっても犬が怖くて子犬にすら近づけなかったりします。ネガティブな体験の情動記憶は、トラウマといってもいいかもしれません。
こんな感じで、情動記憶はその人の思考や行動に長期的な影響を及ぼします。僕も、今後は通勤電車で、間違って女性専用車両に乗ることはないはずです。
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