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目的論で人生を考えよう
原因論と目的論という考え方があります。
原因論というのは、かんたんにいうと因果関係のことです。今の結果は何かしらの原因によって引き起こされると考えます。
一方の目的論というのは、その行動には何かしらの目的があるという考え方です。
その行動は過去の原因によるものなのか、目的のためのものなのかという違いでしょうか。
例えば、小さい頃両親が離婚したから、自分の結婚生活もうまくいかなかった。こう考えるのは原因論です。
これが目的論になると、結婚生活がうまくいかなかった自分を正当化するという目的のために、小さい頃の両親の離婚という体験を持ち出してきたと考えます。
他にも、バカにされて頭に来たから怒鳴ってしまったというのは原因論で、怒鳴るために怒りという感情を利用したと考えるのが目的論です。
やる気が起きないから動けないというのが原因論で、やってみて失敗するのが嫌なのでやる気を出さないというのが目的論です。
けっこう真逆のことを言っています。
どちらが正しいのかはわかりません。
その行動をするに至った原因というのもあるような気がするし、その行動をするための目的というのもあるような気がします。
ただ、原因と結果という原因論の方が考えやすいので、原因論の方が一般的な考え方だと思います。
何か行動するたびにどういった目的でその行動をするのかなんていちいち考えていないですよね。
寝る前に歯を磨くのは、スッキリしたいからというのが目的だと思いますが、実際は昨日もそうしたからという習慣による方が大きいと思います。
ただ、原因論の原因というのは過去のことなんですね。過去がこうだったから未来もこうなるよね、という考え方なので、新しい未来を創造することは難しくなります。
「何のために生まれてきたのか?」
人生の大きなテーマだと思います。
これは原因論の考え方では答えは出ません。
両親が結ばれたという原因があって生まれただけになります。
でも、それだけではなくて、やっぱり何かしらの目的があって生まれてきたのではないかとも思いますよね。それは目的論です。
人は何かしらの目的に向かって行動しているというのは、一理あると思います。
神さまだか大いなる宇宙だかワンネスだかわかりませんが、何かしらの大きな力が働いて生命を創造したのだとすると、何か目的があって生まれたはずと考える方が自然な気がします。
たまたま偶然生まれたわけではないと思います。
今あなたがどんな人生を歩んでいるのかはわかりませんが、何かしらの目的に向かって生きているはずです。