夢を追いかけつつも、目の前のことに集中しよう
夢を追いかけつつも、今、目の前のことに集中する。これってかなり重要だということに、最近気づきました。日常的にやっていることが、自分の夢に直結しない人も多いと思います。
たとえば、普段は会社員だけど、違う業種で副業をやっているとか。英語を話せるようになりたいけど、普段英語を話す環境にいないとか。パートナー募集中だけど、日常的に異性と出会う機会が少ないとか。
もっと夢に向かうための行動をしたり、夢に近づける環境に身を置いたり、そういう努力や工夫は大切です。
だからといって、今目の前のことがどうでもいいというわけではありません。たとえ今の仕事が夢とは関係なかったとしても、その仕事を選んだのは自分自身です。今もそこで働くという選択をしているのも自分です。
目の前のことを中途半端にやって、エネルギーを温存しておいて、夜にそのエネルギーを副業なりに使う。こういう戦略もあるのかなと思っていましたが、なかなかうまくいかないものです。
目の前のことを中途半端にやっていると、結局、夢の方も中途半端になってしまうからです。限りあるエネルギーをいざというときのために取っておこう。たぶん、この考え方が違うのかなと思います。
実は、エネルギーは使った方が増えます。中途半端にダラダラやっているとけっこう疲れますよね。体も疲れるけど、心も疲れます。逆にテキパキ動いていると、体は疲れるかもしれないけれど、心はスッキリしているものです。
エネルギーの消費というのは、体よりも感情によるものの方が大きいと思います。たぶん、何をやるかよりも、どんな感情でやるかの方が重要なのでしょう。
これは、すべてのことに、100パーセントのベストを尽くしましょう、と言いたいわけではありません。そうやってできる人はいいと思いますが、100パーセントのベストを出し続けられる人は、そうはいないと思います。
ちなみに、今の仕事とまったく関係のないことを副業としてやっている人は、夢が日常生活の不満から逃れるためのものになっている場合があります。
これは要注意かもしれません。人は痛みを避けるためか、喜びを得るために行動します。本来、夢というのは、痛みを避けるためのものではなくて、喜びに向かうためのものです。
日常生活の不満という痛みから逃れるための夢は、本当の夢ではない可能性が高いです。目的が夢を叶えることではなく、痛みから逃れることだからです。
夢を夢見て、今目の前のことを中途半端にやっている人は、痛みを避けるための夢になっていないか一度振り返ってみましょう。
もし痛みを避けるための夢になっているとしたら、まず目の前のことに集中してみましょう。
話が脱線してしまいましたが、夢や理想の未来をイメージしつつも、今、目の前のことに集中することが大事だって話です。たとえ、今の現実が理想からはかけ離れていたとしても、人生を変えるのは目の前のこと集中することだと思います。