20代も40代もたいして変わらない
今日、駅でキョロキョロしているおばあちゃんに声をかけました。僕の両親よりは年上っぽいので、70代後半から80代前半といったところでしょうか。
どっちの電車に乗ればいいのかわからないということなので、目的地を聞いて、こっちですよって教えてあげました。
僕が乗る電車と同じだったので、電車の中で少しお話しをしました。
なんでも新幹線の切符の変更で、みどりの窓口に行かなければならないそうです。
「若い人はインターネットでできるみたいだけど、私みたいなお年寄りはさっぱりわからない。なので窓口の人に教えてもらわないとね」そう話してくれました。
今の切符だと、駅に着いてから2時間くらい待つことになってしまうのだそうです。
「新幹線に乗るのは旅行ですか?」と聞いたら、岩手の実家に帰省するのだそうです。コロナで帰れなかったので、久しぶりに帰れると嬉しそうでした。
いくつになっても、故郷に帰るというのは嬉しいものなんですね。
「声をかけてくれてありがとうね」と幸せそうなおばあちゃんでしたが、旦那さんの介護を16年続けているそうです。生きているといろんな苦労がありますね。
しばらく話していると「お兄さんは大学生ですか?」って聞かれました。僕は比較的若く見られる方だけど、最近大学生に見られたことはないなぁ〜と思いながら、「違いますよー」とやんわり答えたら笑っていました。
おばあちゃんからすると、20代も40代もたいして変わらないのかもしれません。たしかに僕からすると、70代も90代もそんなに変わらないような気がします。
若く見られて嬉しかったというわけではなくて、もう40代半ばになって、人生の折り返し地点に来たなって思っていましたが、まだまだ未来があるんだなって感じたんです。
年上の人との話しって学びや気づきがいっぱいあります。お年寄り独特の、時間の流れがゆったりしている感じに、もっとゆとりを持ってもいいんじゃない?と言われているような気がしました。