ビジョンを描くために必要な2つのこと
ビジョンとは、将来のある時点の未来像のことです。どのように成長していたいか、どうなっていたいかという状態をあらわすものです。
ビジョンは文字通り目に見えるものであり、視覚的なイメージになります。誰がいるのか?何をしているのか?どこにいるのか?いつなのか?など、5W1Hで具体的に思い描くことが大切です。
ビジョンが具体的になっていくと、臨場感が高まってきてワクワクしてきます。描いたビジョンの状態が欲しくなるからです。そのワクワクがビジョンを実現するためのエネルギーになり、行動につながっていきます。
そんなビジョンを描くためには必要なことが2つあります。
価値観
価値観とは、何に価値があるかを判断するときのモノの見方のことです。一言でいうと好き嫌いのことです。
価値観と一致する対象にはポジティブな感情を感じ、価値観と一致しない対象にはネガティブな感情を感じます。価値観は感情を生み出す元になるものです。
ビジョンは価値観に沿ったものでないと、ただ描いただけになってしまいます。より具体的に思い描いていってもワクワクしてこないんですね。
価値観に沿ったビジョンを描けると必ず感情が動きます。ビジョンを思い描いているのに感情が湧いてこない場合は、価値観に沿っていないのかもしれません。
そんなときは、自分は何を大切にしているのか?何が好きなのか?どんなことに価値を感じるのか?など自己理解を深めて自分の価値観を見つけていきましょう。
参照枠
人は知らないことを思い描くことはできません。「幸せな家庭を持つ」と思い描いても、そもそも幸せな家庭がどんなものかわからなかったら、幸せな家庭を具体的に思い描くことはできません。
参照枠とは、自分の中にある情報のデータベースのことです。
たとえば「自分は子どもの頃、両親が離婚して家庭で苦労したので、幸せな家庭を持ちたい。」そんな人がビジョンを描く場合、「幸せな家庭」についての参照枠を持っていない可能性があります。
離婚をしなければ幸せな家庭を持てるのかというと、そういうわけではありません。
「幸せな家庭を持ちたい」のであれば、幸せな家庭についての情報が必要になります。実際に幸せな家庭を持っている人を探して話を聞いたりして、幸せな家庭について学びましょう。
お金持ちになりたかったら、お金持ちについて学ぶ必要があります。健康になりたかったら健康について学ぶ必要があります。
自分の価値観を理解して、参照枠を増やし、ワクワクするビジョンを思い描きましょう。
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