見出し画像

好かれたい気持ち

前回のNOと言えない私の根底には嫌われたくない気持ちがある事がわかりました。

人間だったら誰だって好かれたい。嫌われたくない。
嫌われた過去がトラウマとなって、人一倍好かれたい思いが強くなる事だってありえる。


嘘じゃない

好かれたいから、相手に合わせてしまう。相手のテンポに合わせるのは当然の事、相手の好みに合わせたりもする。相手の話に合わせて、「うんうん。そうだよね」って。良い人ぶってるって事じゃないんだけどな。

でも、みんなそうでしょ?

合わせてるだけで、嘘じゃない。

嫌いな物を好きとは言わない。

それは私。だから嫌いとは言わないけど、好きとは言わない。そこまでは合わせない。

相手の意見を尊重するって言った方がいいかも。相手の好き嫌いをストレートに、

”受け止める”


私、”受け止め力”はかなりあると思う。受け止めすぎてそれが、感情を左右してしまってこんな自分なんだけどね。



幼い心

中学の時にいじめられた過去を前回書かせてもらいましたが、小学校4年生の時にも友達関係で大きな事件がありました。

実は私は小学生の時に少しだけ芸能活動をしていました。いわゆる子役的な。何個かCMに出たりしただけで、そこまでの芸能活動という枠にもハマらないので、学校も休むことなく普通でした。

小学4年生になってすぐに、私はSさんとMさんと仲良くしていました。その3人で仲良くする時もあったし、個別にSさんと、またはMさんと仲良くすることもあって。そこで、友情の三角関係が起きました。

SさんとMさんから、「私たちのどちらかを選んで」と言われました。


小学4年生って、もう幼くないから少しずつ自我が目覚めて来ている。そんな中で、みんなとわぁーいって言うんじゃなくて、自分の”友達”という物を確立したい年齢なんですよね。当時の私は八方美人とかそういうわけじゃなくて、みんなと仲良くしたいし、誰々ちゃんだけとかそういう風な括りにはしたくなくて。というか私はまだ精神年齢も幼くて。

そんな時に、「選んで」なんて言われて、正直ビックリしました。選ぶということは、選ばなかった子とは仲良く出来ないみたいな雰囲気だった。でも、私に与えられた二択には答えなければなりませんでした。


精神年齢の幼かった私は、何をどう選べば良かったのかわかりませんでした。SさんとMさんは対象的で、Sさんはスポーツも出来るし、明るい活発な子。Mさんはクラス新聞を書くような少し静かな優しい子。私にとってはどちらもとても大切なお友達だったから、どっちの方がどうとか比較する事が出来なかったんです。

小学4年生ともなると、自分の周りを気にし始める時期。私もその1人で周りの目を気にする事が大きく結果に影響し、私はSさんを選んだんです。上記したように、Sさんの個性は明るい、スポーツ万能。そして、Mさんは静かだけど、優しい。そうなんです、彼女たちの本質を見ていなかった。Sさんは言ってみれば少しわがままタイプ。Mさんは優しいタイプ。


その後、ご想像の通り、Sさんを選んだ私からは自動的にMさんが遠ざかりました。私はまだ友達で居たかったんだけど、Mさん自身が、私に選ばれなかった事を気にして居たのか(私ならそりゃ悲しい)、私と話す機会があっても、自分を押し殺すように話さないよう話さないような態度を取られました。


そんな状況も1ヶ月も経たないうちに変化が。

Sさんと私の性格の不一致です。

軽い友達だった時は良かったんだけど、深く付き合うと正直、性格が全然合わなかった。そこには認識して居なかった広く浅くって意味があったんですよね。


Sさんは私から離れて行き、私は1人になりました。

Mさんはもうすでに自分の特定の友達を見つけていた。だから私はその1年、結局誰とも深く仲良くなれませんでした。




1人になりたくない

こうやって考えると人間関係の複雑さ、タイミング、環境、決定力など、難しいですよね。多分その頃から、自分でも無意識に人間関係を人一倍気にするようになり、”1人になりたくない”とも思うようになりました。それが中学のいじめでもっと大きなトラウマとなる。

今でも、友達に誘われなかったり、自分だけ知らない事があったらとてもパニックになります。”仲間外れにされた”とか、”ひとりになる”という恐怖がつきまとって居ます。



FOMO : Fear Of Missing Out(取り残される不安)

ミレニアル世代の言葉でFOMOという言葉があります。私は初めてその言葉を聞いた時に、感覚的にビビッと来ました。まさに自分だなと。

これは人間関係も差しますが、情報なども含みます。なので、私は自分で出来る限り情報を取得する努力を惜しまない。でも今の時代、

”情報を持っている=知り合いの数”

みたいなところってありませんか? 御察しの通り、私にはあまり友達が多いとは言えません。だから、本当に仲良くしているのは4人程度。その他、ママ友や、娘の学校の知人などは広く浅く接しています。私の中にはFOMOがあるから、広く浅くの関係を続ける。私のようなHSPには広く浅くが一番精神的にダメージが多いのですが、それでもそんな関係を続ける意味が自分にとってはとても大きいのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?