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HSPに自己啓発本は…

数年前のコロナ禍で、人に会わない&外に出ない生活が始まり、家に籠る時間が長くなった時。
仕事もお休みしていて、特に何もなくぼーっとする、いわゆる”暇”な時間が出来ました。


私は基本、忙しくしていたいタイプです。

なぜなら”暇”になると、あれこれ要らん事を考え始めるから。
私が色々と頭で考え出すと、結果に辿り着くのに時間が掛かる、または、負の連鎖でぐるぐると渦を巻き、その後、ねちっと何か黒い物がグツグツ煮られ始めます。

コロナ禍で私は後者の時間を過ごすことが多くなってしまいました。



きっかけ

私は自分を第3者から見る様に心がけて居るので、そんな自分に嫌気がさし、手を伸ばしたのが、自己啓発本でした。

きっとコロナの影響もあったし、人と会う&外に出る事は人間にとってとても大切な事なんだと初めて気付かされた期間でもありました。

どの本を読めばいいのかわからなかった私は、インスタで本を紹介している人のオススメやアマゾンのオススメを計6冊購入しました。← 形から入るタイプ。



ここでは敢えて本の題名は紹介しませんが、1冊目はコミュニケーションとしての人の話の聞き方の本。
とても良い本でした。すぐに試してみようとか、これやってる!とかすらっと読めてとても快適でした。

そして、2冊目はコミュニケーションとしての人との話し方&接し方の本。
初めの10ページくらいで挫折。
良い調子で読んでいたものの、私には”出来ない”助言やアドバイスばかり。ポイントとして描かれている方法も、私には実現出来ない。なのに、こうしなきゃ、好かれない。こうしなきゃ、人と上手くコミュニケーションが取れない。と、どんどん悲しくなって、出来ない自分を否定し始めました。それから3日間、どんよりと過ごし、なぜ自分にはこれが出来ないんだろう。これが出来なきゃ人にも好かれないし、上手く人間関係を築けない。そう断言されているその本に、とても心を痛められました。

そんな中、アマゾン購入履歴のおすすめの中にHSPの本を見つけました。表紙には今の自分に当てはまる事ばかりが書かれていて、え?私?とビックリしました。

それがHSPという言葉との出会いでした。

2冊目の自己啓発の本に痛められた私の心は”本”というものから遠ざかり、私はインターネットやポッドキャスト、ボイシーでHSPの事を知りました。

今まで悩んでいた自分の気質がそのまま描かれていた様で、嬉しいのか悲しいのか。それをHSPと呼ぶと書かれていますが、私は自分をHSPとは思っていません。



私は自分をHSPと”思わない”。

どこで何度、自分の気質がHSPに当てはまっても、
私は自分をHSPだとは思い込んでいません。

”HSP気質がある”

そう捉えています。

そうでないと、

自分はHSPだから、出来なくてもいい。
自分はHSPだから、人とは違う。

そうやって、自己肯定に走りそうなんです。

完璧主義で頑張り屋の私には、それを認めてしまったら、諦めてしまう理由になりそうなんです。

だから、HSP気質があるから、出来なくても大丈夫と脳裏に小さな選択肢を存在させて置く。でも、出来るところまでやる。その出来るところが結構上の方なので、それで自分を痛めつけている場面もあります。



諦めるんじゃない

だから諦めない。
頑張る。
自分がしんどくても、人間関係のため、自分の自己啓発・向上のため。

そう思って、今日もHSPを抱えながらみんなと明るく生きて行く。




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