「REICOの読書日記」No78
4C速読法 59 「7つの習慣」
スティーブン・R・コヴィー著 1996年
② 3Point
1.インサイドアウトという新しい考えのレベル
「七つの習慣」はこの新しい考えのレベルを提供してくれるものである。それは原則を中心に おき、人格に基づいた個人の成長、または有意義な人間関係の育成についてのインサイド・アウト(内から外へ)と呼ぶべきアプローチである。
インサイド・アウトとは、自分自身の内面(インサイド)を変えることから始めるということであり、自分自身の根本的なパラダイム (世界を見る見方、私たちの認識、理解、解釈を決めるもの)、人格、動機などを変えることから始めるということである。
2.私的成功
第一の習慣:主体性を発揮する
第二の習慣:目的を持って始める
第三の習慣:重要事項を優先する
公的成功
第四の習慣 :win-win を考える
第五の習慣:理解してから理解される
第六の習慣:相乗効果を発揮する
再新再生
第七の習慣:刃を研ぐ
3.相手を本当に理解するためには
相手が話しているとき、ほとんどの場合、私たちは次の四つのいずれかのレベルで聞いている。 まず無視する。あるいは実際に聞いていない。次は、聞くふりをする。例えば「うんうん」とあいづちを打つという具合である。そして、選択的に聞く。これは会話の部分部分しか耳に入れようとしない。三四歳の子供の話を聞くときなど、こうしていることが多いだろう。それから、注意して聞くこともある。このレベルになると、注意深く集中して相手の言葉を聞くようになる。 ほとんどの場合、この四つのいずれかで聞いている。しかし、この上の最も高い傾聴のレベル、感情移入をして相手の話を聞く人は少ない。 ここでいう感情移入は”積極的な傾聴”とか”反映的な傾聴”で、単に相手の言葉をオウム返しに繰り返すテクニックのことではない。そういう傾聴は、スキル中心で、人格と人間、基本的には自叙伝的な聞き方となる。それは、実際に自叙伝を口にしていないとしても、聞く基本的には自叙伝的な聞き方となる。それは、実際に自叙伝を口にしていないとしても、聞く動機が自叙伝的なものだからだ。反映的なスキルで聞いてはいるが、それは答えること、相手をコントロールすること、操ることが動機になっているのである。 本当の感情移入は、心の底から理解するつもりで聞くことであり、まず相手を理解しようと努めることである。これは、全く違うパラダイムなのだ。 感情移入とは、相手の見地に立ち、相手の立場から物事を眺め、相手が見ている世界を見ることであり、相手のパラダイムを理解し、相手の気持ちを感じ取ることなのだ。
③1Action
人間関係において、必ずしもうまくいかないことは多々ありますが、他人を変えようとするのでは なく、 インサイド・アウト、 まず自分のものの見方を考えること、を心がけたいと思います。
またカウンセリングの場だけでなく、普段から人の話をよく聞くようにしようと思いました。
④1Episode
(学校が嫌だという息子と父親の会話からp366~376)
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本当に理解しようとすると、そこに大きな違いが生じる。本当の問題に向き合っていなけ れば、どんなに優れた助言をしても意味がない。そして、自分の自叙伝とパラダイムに捉わ れず、眼鏡を外し相手の見地に立って相手の観点から世界を見なければ、本当の問題を解決するところまでには至らない。 ー----
たいていの場合、人は外からの助言など必要ない。相手は本当に心の中を打ち明けること ができさえすれば、自分の問題を自分なりに整理し、その過程で解決策も明確になってくる。
また一方で、他の人の助言や協力が必要な場合もある。鍵になるのは、相手の利益を考え、 感情移入の傾聴をし、相手の立場で問題を理解し、その解決策を一緒に探すことである。 玉ねぎの皮を一枚一枚剥くように、徐々に、柔らかい内なる核に近づいていくのである 。
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