『れいちゃんのぼっち飯おもてなし会』を開いてみたある日のこと。
想像してみたんですよ!(突然)
油揚げの御味噌汁と、冷奴と枝豆がある
なんとも縁側で食べたくなってしまう”夏”定食を。
そして想像したら問うてみたいんですよ。
「おうい、油揚げ・豆腐・枝豆よ。
3人は同じ大豆母さんって知っていたかい?」
そして、どこかにいる大豆にも
同じように問うてみたいみたいのです。
「これ程個性的な3人が生まれる事、想像していた?」と。
聞くだけで満足なので答えは何でも良いのです。
だけど、なんとなく3人が仲良く肩を組む
未来が来たら良いな、なんて思います。
ほい!
こんなことを考えるのも、実は
近くにとっても美味しいお豆腐屋さんがあって。
優しいお姉さんがいつも美味しい油揚げと、
美味しいお豆腐を作ってくれるからなんですよね~。
れいちゃんめちゃくちゃ幸せです。
本日は。少し改まって。
れいちゃんの中でとても思い出に残って、
夢のようだった日について書いていきたいなと思います。
何度かnoteでもお話しているかな。
私は、誰かと食事をすることが少し難しいです。
緊張のあまりドキドキが止まらなくなって、
自分がどのくらい食べているか
どれくらい食べようか、分からなくなって
すごく不安になってしまいます。
ただ、一方で....
八百屋やお米屋さんに直談判で(千尋スタイルと申す)
働かせてほしいと懇願し、勝手にバイトを始めたり(笑)
働く中で知る、新しい野菜や御米の品種について
知りたくなって、料理やnoteで発信を行ったり。
他にも、野菜が好きすぎて農家さんのところに
勝手に5泊しちゃったり。(1泊の予定だった…)
文章を描くのが楽しすぎて仕方なくて『れいちゃんのぼっち飯』の本を自費で作ってもうたり。
『食』と『文章を描く』ことが私にとって
なくてはならない人生のテーマだなと強く思うのです。
そんな風に”食”をとことん追いかけているうちに
れいちゃんの中で生まれてきたのが
『れいちゃんを応援してくれる大切なみんなに愛を込めたお食事を振る舞う機会を作ってみたい』
という小さな想い。
考え始めたらもう止まらなかったです。
◇開催決定からのワクワクドキドキな日々
本当にありがたいことに開催が決まって、
次に考えること…というと肝心のメニュー決め。
何も特別なお料理を作るのではなく。
普段のれいちゃんが美味しいと思っているもの。
気張らずに作って安心できるもの。
そんな”普段”をみんなにも感じてもらうことを決めていました。
”大好きなさつまいもは絶対にメニューに入れよう!”
”お味噌汁はいつものねぎと大好きなお豆腐屋さんのお揚げしかないな〜”
”ニンジンとひじきの煮物は得意だから入れちゃお!”
毎日メニューを考えたり、特製メニュー表を作ったり。
どうやったら温かい空間になるかな~、みんなが気持ちよく過ごせるかな~なんてもう自己満過ぎるくらい楽しかったです。
ちなみに大切な第一回目ということで、開催の告知は
本当に親しい方、苦しい時に見返りを求めずに助けてくれた方に限りました。
そんなに沢山の方が来てくださる自信もそんなになかったし(笑)、来てくださる方1人1人とゆっくりお話したいと思っていたので多くて5、6人くらいかなあ…と思っていました。
何人の方が来てくれるかなあ…と少しドキドキしていたんですけど。
「19日空いているよ!②の時間帯、少し遅れちゃうけど行きたいな」
「もちろん行くよ!!!」
「れいなのおもてなし会、行きたいなあって思っているんだけど良いかな…?」
近所のお豆腐屋のお姉さん。
大学時代のサークルの先輩達。
中学時代、クラスも部活も一緒だった友人。
高校時代の部活の顧問のおじちゃん。
自分が思っていた以上(2人来てくれれば救われた…と思うレベルだったので)にメッセージをいただけて幸せでした。自分ってすごく支えられているな、とこの時確信しました。
◇開催場所について
この”れいちゃんのぼっち飯おもてなし会(仮)”を開催するとしたら絶対にここ!と決めていた場所があります。
『kenohi』という、武蔵小山という場所にある小さな喫茶食堂。
kenohiについて、店主であるひかるさんについてもいずれnoteで描きたいなと思っていますが、れいちゃんにとってkenohiは大切な空間です。
”少し疲れちゃったな~”とか”今は何もしたくない”日でも。
逆に、”今日はれいちゃんの誕生日!”という自分にとって笑顔な日でも行きたくなる。
そんなれいちゃんにとって
不思議で、お味噌汁が温かくて沁み渡るような感覚になれる大切な空間。優しく見守ってくれる兄ちゃんのようなひかるさん。
もはや、kenohiしか思い浮かばなかったです。
”れいちゃんのぼっち飯会を開いてみたくて…”という挑戦を“友人や身内の方を呼ぶので有れば!”と快諾してくれたひかるさんには感謝してもし切れません。
本当にありがとうございます。
◇使った食材の実家について
普段、ほとんどスーパーに行かない私。
2か月に1回、お醤油とお味噌を買う以外はなかなか立ち寄りません。
お豆腐や油揚げは近所のお豆腐屋のお姉さんから。
御野菜は普段の千尋バイト先(働かせてくださいと懇願し就業したバイト先)のもの。
ほぼ全てのおかずに使わせてもらっている最高の御出汁は、大好きな近所の立ち喰いそばのおじちゃんが。
お米は行きつけのお米屋さんのお米を。(玲と玲奈の神隠しにもご登場!)
せっかくご飯を作るなら、食を通じたご縁がある方々の食材を使いたいという想いが普段からあるせいかかなり自我強めな感じです(ご愛敬♡)
だからこそ、みんなに振る舞う時にも同じように食材にこだわろうと思いました。
こう見ると、来てくださったお客さんや場所を快く貸してくださったひかるさんはもちろん。
食材をお取り置きしてくれたり、おまけをくれたり、無理を言って用意してくださった皆さんにも感謝です。
ああああ、もちろん私の愛する野菜やおこめくん。食材にもありがとう。
チナミになる小話ですが…
今回お出ししたさつまいもの煮物をつくるにあたって1週間試作で4種類のさつまいもをひたすら食べ比べていた奮闘日記もあるのでもし良かったら覗いてみてくださいね。
◇忘れられない当日のこと。
お味噌汁を直前に作ること以外、ほとんどのおかずは前日までに全て仕込みを終えていました。最終的に来てくださる人数が8人と分かっていたので、普段の量の〇倍くらいかな…と予測しつつ準備をするも心配性でかなり多めに仕込んでいたことはれいちゃん言わずもがなです。
当日は10:00開店(お店っぽく言ってみました笑!)に向けてお味噌汁の準備と、空間デザインに向けて9:00にkenohi到着です。
店内には、写真のようにロゴや自作のメニュー以外にも
れいちゃんが幼いころ好きだった絵本や、最近好きだった小説を飾ってれいちゃんワールド全開にしてみました!
そんなこんなで緊張しながら準備をしているうちに続々と友達や先輩…
れいちゃんのぼっち飯会のお客さんが。
準備が出来たらお盆に盛り付けたお皿を乗せて
お客さんに運びます。
最初は盛り付けや、運ぶことに必死でしたが、
ひかるさんのサポートやみんなの温かく見守ってくれている視線が伝わりだんだんゆっくり話す時間を取れるようになっていきました。
高校の友人から、大学のサークルの先輩まで来てくださったので来てくださった方同士は初めまして状態だったのですが
会話が生まれたり、時には笑顔が生まれたりと
終始和やかな雰囲気でした。
大緊張の中、れいちゃんよく頑張ったね。
◇終わってから泣いたこと
沢山のお花を、お手紙を、みんなの貴重な時間をいただけて世界のすべてに”ありがとう”と伝えたくなるくらい胸がいっぱいでした。
”あぁ…”と言葉にならないような気持ち?実感?が
もうずっと心の中で小さく踊ったり。ちょっと落ち着いて正座したり不思議な気分でした。
だけど、1番にここまで頑張ってくれた自分に”ありがとう”を伝えて頭をなでてあげたくなるような感覚になって。ぎゅっと抱きしめました。
ありがとうれいちゃん。
残ったおかずを食べながら余韻にずっと浸って
しばらくボーっとしていました。
最後に。
当日の夜に、この日のことを忘れないでおこうと書き記した文章を残します。この日のことは一生忘れないだろうなあ。
ここまでの長い長い文章を読んでくださりありがとうございます。正直、8カ月前の自分からは想像も出来ないような前進です。
初心、というにふさわしい日になりそうです。
今後もきっと同じように文章で、食で。
目の前の人を喜ばせていきたいんだろうなって思います。たまに覗いて”お。頑張ってんじゃん”って思ってくれたら
れいちゃん、これ以上ない幸せです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
れいちゃんのぼっち飯会、ありがとうございました。