保護者面談で意識していること
こんばんは、紗月零です。
今日は教員目線で保護者面談で意識していること、考えていることについて書いていきます。
保護者の方は生徒の学校での様子を聞きたい、担任がどんな先生なのか知りたい、進路どうしたらいいのか相談したいなどを中心に気になっているのかなと思います。もちろん私は子供がいないので的外れであればすみません。
教員としての目線(もちろん紗月の意見なのでご了承ください)は、
①学校で頑張ってるところを伝えたい
②進路について学校任せではなく、ご家庭でも意識してもらえるような声掛けをしたい
③家庭状況を把握して、生徒への声掛けのポイントを知りたい
上記の3つを意識しています。
①学校で頑張ってるところを伝えたい
もちろんこれは学校でしか見えない生徒のいいところを、ぜひ知ってもらいたいという気持ちがあります。特に高校生になると、なかなか家族に学校のことを話さない生徒も増えますので、そのあたりも意識して伝えています。
ただ無条件にほめて終わりではなく、今後の進路決定や何かあった時に協力できる関係になっておきたいという気持ちもあります。ここは教員も人間なので許してほしいです……。下心というわけではないですが、保護者との人間関係は良好に保っておけば、トラブルが起きた時にも矛先がこちらに向かないように(こちらに非がある場合は別ですが)予防線を張っておきたいという意識が働いています。
学校の細かい様子を伝えると、「先生はしっかりみてくれている」「この先生なら安心してまかせられる」と思っていただけるのでそのためにも、常日頃の生徒との関わりは重要視しています。また、私の場合はまだ2年目なので、経験値としての安心感はどうしてもまだないのは仕方のないことなので、自分が今できることで保護者の方に安心感を伝えたいと考えています。
②進路について学校任せではなく、ご家庭でも意識してもらえるような声掛けをしたい
これ結構悩ましいです。
保護者の方は若くても30台後半、大学受験を経験していたとしても15年以上前の話。そうするとだいぶ今と条件が変わっています。兄弟がいるご家庭ならまだいいのですが、それでも聞きかじった程度の知識で中途半端に家でアドバイスが入ると???となることが時たまあります。
ただこういった家庭は進路を意識できているので、紗月としては「今はこういった入試方式になっているので~。」と案内しやすいです。
難しいのは、「大学受験全くわかりません。先生で決めてください。」というご家庭。もちろんわからないところに関しては、私どもでもサポートしますし、聞いていただければ調べることもします。
しかし進学するのは生徒本人です。私がA大学を進めてそこに進学してやっぱ違ったと感じたとき、私は責任取り切れません。そのためにも、ご家庭で意識的に進路のお話をしていただいて、自分で進路を決めるようにしていただきたいという思いがあります。
③家庭状況を把握して、生徒への声掛けのポイントを知りたい
生徒の性質は学校の様子だけではわかりかねることも多くあります。そんなときに素直に保護者の方に「○○で困っているのですが、もしご家庭であればどんなお声掛けをしますか?」ということを聞いてみたりします。
また、かなりやんちゃでかまってちゃんの生徒で、ご家庭の様子を聞くと「長子でいろいろ我慢ばかりさせてきている、故に学校ではのびのびしすぎてしまっているのかも……」というお話をお伺いできることも多くあります。
何度も言いますが、これはあくまで紗月が意識していることです。全担任が同じことを考えているわけではありませんが、教員ってこんなことかんがえているんだ、の参考にしてもらえればと思います。
今日はここらへんで。
では、おやすみなさい。
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