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キャリアの掛け算①~領域を越境する前に考えること~

こんばんは。
ふと思いったって、今さらながらnoteをはじめましたが、続けることの難しさを早くも感じている奥秋です。
#スロースターターということにする
#毎日投稿している方々すごい

さて。
前回は自己紹介だけでしたので、今回から本格的に私の経験談について書いていこうかと思います。が、その前に「そもそも私たちはどういうルールの中で日々暮らしているのか?」というのを今一度考えたいと思います。そもそも論とはよく言いますが、前提が揃っていないと、話があちこち飛んでしまうので、まずは前提を揃えることからはじめたいと思います。すでに知っている人も多い考え方ですが、改めて記載させてください。
#まずはウォーミングアップ
#でも大事なこと

私たちは日々どんなルールの中で暮らしているのか?

どんな物事にもルール、つまり決まりのようなものがあります。例えば、野球には野球の、サッカーにはサッカーのルールがあります。野球の試合球をサッカーボールに変えてはいけないように、ある程度決められた枠組みの中で活動する必要があります。逆に言えばルールの中で試行錯誤することでクリエイティブな発想が生まれたりします。

では、皆さんは日々の仕事の中で、自分はどういうルールの中で戦っているか、ぱっと言えるでしょうか?

契約をたくさん取ってくること?
お客さんにたくさんものを売ること?
クレームをより多く処理すること?

もちろんそれもあるのですが、もう少し大きく捉えると、私たちは毎日を生きるために、「済活動」つまり『ビジネス』というルールの中で過ごしているんです。

しかしここでふと気づきます。野球やサッカーのルールはなんとなくわかるし、教えてくれる人もいるけれど、ビジネスのルールって学んだことないし・詳しい人少ないよな…。
そうなんです。みんなビジネスのルールを知らないのです。

これは日本の教育にも原因があります。日本の教育では、すべての物事を「国語・算数・理科・社会・etc」という枠組みに分けて学んでいくわけですが、ビジネスにおいてはその枠組みで動いていません。これは、サッカーの試合に野球の戦術を持ち込むようなものです。全く役に立たないとは言いませんが、とても遠回り。

しかも、現在はVUCAの時代と呼ばれ、先の見通しがききにくい変化の激しい時代を向かえています。野球をやっていたのがいつの間にかルールがサッカーやラグビーに変わっているということも当たり前に起きています。しかし、ずっと野球のルールのまま戦っている、そんな大人が世の中にたくさんいるのです。これじゃ中々日本はよくなりませんよね。


キャリアの掛け算の前に、まずはビジネスリテラシーを高める。

とはいえ、ここで既存の教育を憂いてもしょうがないですし、すでにビジネスとい世界に飛び込んだ私たちには、試合に勝つための一歩目として、まずはビジネスという競技のルールを再確認する必要があります。

確認の仕方は色々あります。本を読んでもいいですし、ビジネス系youtuberの動画を見てもいいですし、セミナーに参加してもいいと思います。

私の場合は、ビジネススクールに通うという選択肢をとりました。入学前は、PLやBSどころか、粗利と営業利益の違いもわからないビジネスの素人でした。専門スキルを磨くことばかりを行っていたので、ビジネスについて体系的に学べる場がいいだろう。しかもできれば仲間がいて強制的に勉強する場ばいいだろうと思ったので笑、ビジネススクールに通うことにしました。

結果として3年間なんとかやりぬき、現在はそこで培った「ビジネス・リテラシー」を活かして日々実務に活かしています。当たり前なのですが、ビジネスの原理原則を学べば、大企業だろうがスタートアップだろうが活用できます。
私の場合はスタートアップを選びました。これらの企業は業種や成長のタイミングにもよりますが、創業期は特に即戦力な人材が求められます。判断材料が少ない中で日々様々な意思決定を求められたり、朝令暮改が多発する中で柔軟に対処したりしていく必要があります。そんな荒波の中でも溺れずに進むことができるようになったのは大きな収穫でした。これは、「建築設計の経験」や「資格の有無」があるだけでは、溺れてしまっていたでしょう。


越境を考える前に、その両側を包括する共通概念(私の場合はビジネス)、それを意識することがまずは最初の一歩目なのかなと思います。

本日は以上です。それではまた



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