[実録]神仏との対峙 - エピソードテン 気をドーピングする
前回の続きです。
妙見という天界の最低なおじいちゃんによる数々の詐欺行為を許してしまった優しいワタクシ・・・
その後も、日々、このおじいちゃんはじめ、さまざまな神々を降霊することを続けていました。
そんなある日、山中の集落に用事があり、1時間ほど車で出かけました。
するとなんだか、車のカーステレオから流れてくる音楽に合わせて鼻歌を歌っている自分にふと気がつきました。
あれ、と。なんだか自分の気配ではない何かを感じました。
この頃には、いろんな人間の霊と神仏を降霊しまくっており、人間と神仏の気の質の違いというのを体に叩き込んで覚えていました。
自分の中を流れる気を感じ分けると、透き通るような不純物のない気の質を感じました。入っているのは神仏だと思いました。大丈夫だろうと思い、そのまま目的地に向かいました。
1時間くらい山道をドライブして道の駅に立ち寄って車を降りた時、ものすごい立ちくらみがしました。耳が遠くなり、視界が白っぽくなりました。意識が遠くなっていきました。
貧血かな・・・そんな感じで、車の運転席に座ってしばらくじっとしていました。倒れそうでした。
しばらく休んでいたら、徐々に周辺の音がいつものように聞こえ始めて、視界も良くなってきました。用事はありましたが、今日は早く帰った方が良いと思って、すぐに運転して家に戻りました。
戻りながら考えていました。
これって気が枯れた状態ではないかと。
以前に、何かの霊障で気を奪われた経験を思い出していました。その際にこういう貧血のような状態になった記憶が蘇ってきました。
そして、中に入ってるのが誰か聞くと、また妙見のおじいちゃんが出てきました。
よくよく考えると、その山中をすぎたところに、美味しい栗羊羹が売られている場所があることを思い出しました・・・もしかして、と思い師匠に連絡しました。
「あの・・・考えすぎかもしれませんが、妙見のおじいちゃんに気を人質にとられるってことあるのでしょうか・・・?」
これまでのじじいのやり口からしてみると、気を人質にとって、返して欲しかったら栗羊羹を食えって戦略なのかと思いました。貧血のような症状の報告と合わせてそのように質問すると、師匠から以下のように返答が来ました。
「人質に取ることも可能だけど、神がかかったら誰でも気が枯渇する。」
え・・・!!!
「霊媒というのは、降ろす存在を支えるのに、その存在が持つのと同じだけの気の量を必要とする。人間の霊の気の量は大したことないが、神は違う。体に入れて支えるだけで膨大な気を消耗する。」
そのように説明を受けました。
「普通の人間は神をおろしたら瞬間的に気が枯渇して卒倒する。だからおろせない。」
この霊媒能力の危険性についても以前に書きました👇
「〇〇さん(私)は気の量が多いから神がかかっても支えてられる。妙見は神の中で最も古い存在で、気の量が最も多い。だから一番気を消耗する。」
師匠に、鼻歌ドライブのことを話しました。1時間くらい鼻歌歌いながら妙見が私の体を使ってドライブしていたと。
「妙見は気が枯渇すると知っているのにそういうことするんだからタチ悪よね。」
なんだと、じじい。
「だけど妙見を中に入れたまま1時間支えてられるのはすごい。〇〇さん(師匠の相方の霊能者さん)も1時間が限界だった。でも東北のイタコは人間の霊でも15分くらいが限界だから、それを考えたら1時間はかなりすごい。」
そうなんだ・・・と。
「とはいえ、それじゃ不便だから、今から気をタイムラグなく上から降ろせるようにする。」
どゆこと?
師匠曰く、師匠の本体が膨大な気を持ってるので、管のようなものをつけて、そこから気を降ろしてくれると。ただ、霊媒で消耗した気に限ると。私が誰かに気を渡しても補充されないから気をつけてと。持って生まれた気は有限だから、無闇に人に渡さないように、そのように言われました。
「ただしこの処置をするのに、天界の重鎮たちの許可がいるから聞いて」と。
具体的に何人(何柱)かの名前を聞いて、降霊して許可を取りました。
皆、二つ返事で良いと・・・
師匠に伝えたら、「使いたい放題の胃袋ができたーってみんな喜んでるんだろう。」
・・・
そうです。私たちは神がかかってご飯を食べれるようにドーピングされた人間、通称、胃袋です・・・
これで霊媒したい放題になったように思えたのも束の間、さらにとんでもない存在が降りてきました。
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