みんなで花火をする体験価値
――他の人が持っている花火の火をもらって、自分の花火に火をつける瞬間もありました。どうぞどうぞと花火を渡したり受け取ったりする場面もあった。そんな風に、自然と協力する導線が用意されているんですよね。
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「みんなで花火をする体験価値」というテーマで話していこうと思います。
🏨シェアハウスで花火
昨日、仕事終わりに、シェアハウス「ルチベル」を訪れました。
「ルチベル」は「ルチスル(輝き)」と「リベル(自由)」を掛け合わせた造語。自分らしく輝ける自由な暮らしができるような場所を目指して、佐々木里実さんが始めたシェアハウスです。
僕も記事に書きましたが、先日里実さんは佐々木伸悟さんと離婚しました。ただ、よくある離婚ではありません。お互いに愛のある選択をした結果が離婚だったのです。
詳しくは以下の記事を読んでいただきたいんですが、とにかく今も変わらず仲良しなんです。何事もなかったかのように、昨日も一緒にいたし、仲睦まじい様子でした。
さて、僕がルチベルを訪れたのには訳がありました。この日、ルチベルではみんなでご飯を食べて、その後、花火をしようというイベントが開かれていたんです。
そう、花火をしたかったんです。
久々にみんなで花火をしたんですが、なんか、とっても楽しかったんですよね。ということで、今回は花火の体験価値についてみつめてみようと思います。
🏨火を分け合うシーン
元々、花火って体験価値が高いよなあって思っていたんですが、改めてそれを思ったんですよね。
みんなで花火を手に持って、火をつける。音を立てて弾ける火花と、夜を照らす眩い光。消えるように暗がりへと落ちていく切なさが、僕らの胸に淡くも確かな印象を残していきます。
他の人が持っている花火の火をもらって、自分の花火に火をつける瞬間もありました。どうぞどうぞと花火を渡したり受け取ったりする場面もあった。そんな風に、自然と協力する導線が用意されているんですよね。
ひとりで花火をしたら、こうはなりません。花火を用意するのも、火をつけるのも、火が消えるまで光を見ているのも、全部ひとりです。日々の焦燥から逃げるように黙って火をみつめたり、弾ける火の向こうに誰かの影を思い浮かべたりする。
それもそれで一興かもしれないし、個人的には好みでもあるんですが、やっぱりみんなで花火をした方が価値は高いと思うんです。
🏨みんなで花火をする体験価値
今度、僕、花火にまつわるイベントをするんです
僕は今、木の家ゲストハウスという宿泊施設で仕事をしているんですが、そこを舞台にした宿泊型の謎解き体験コンテンツを提供することにしました。僕が物語をつくって、謎解きサークルを運営している大学時代の後輩しゅんちゃんが謎とつくって、木の家ゲストハウスで運営していくことになりました。
タイトルは「花火の幽霊~木の家ゲストハウスからの脱出~」です。あらすじは以下の通り。
謎解きイベントではあるけれど、「謎を解く」という体験だけを提供したいわけではありません。「物語の登場人物になる」という体験もしてほしいし、そして、「みんなで花火をする」という体験もしてほしいんですよね。
詳しくは語らないけれど、昨夜のルチベルでみんなで花火をして、その体験価値を再認識することができたので、変わらず「みんなで花火をする」という体験も追求していきます。
泊まれる謎解き「花火の幽霊~木の家ゲストハウスからの脱出~」の本公演は9月18日(水)と9月28日(土)の2日間の開催です。改めてご案内の記事は書きますが、もし興味を持ってくださっている方は、いずれかの日程の予定を空けておいてください。線香花火のようないつまでも余韻の残る体験が待っています。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20230825 横山黎
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