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シェアハウスの幸せの瞬間。
――住み開きシェアハウスといえど、住人にとってそこはやっぱり家。日々の暮らしのなかにあるささやかな出来事が、一番の幸せなんですよね。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「シェアハウスの幸せの瞬間」というテーマで話していこうと思います。
📚住み開きシェアハウス「はちとご」
僕の通う大学の近くに住み開きシェアハウスがあります。名前は「はちとご」。最近僕がお邪魔している、自分の部屋でも実家でもない「ホーム」です。
「住み開き」とは、住居の一部を地域に開放していることを指しており、シェアハウスでありながら学生をはじめ社会人の方々が集まるコミュニティスペースの側面を持っています。
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僕が「はちとご」を知ったのは、今年の3月の中頃。それこそコミュニティスペースとして開放している「はなれ」を訪ねたことがきっかけでした。
以前から知り合いから存在を聞かされていましたし、SNSでも気になっていたんです。特別大きなきっかけはなかったと思いますが、はちとごを知っていた後輩の大学生と一緒に訪れたんです。
それからというものの、日中にはなれにお邪魔するだけでなく、そこで開催される「からあげ会」や「ウイスキー会」に参加したり、はちとご主催のマルシェやトークイベントに参加したり、とにかくいろいろ関わってきました。
どうしてそんなに時間を割いているのかというと、大きく分けて2つの理由あります。
ひとつは、私設図書館だからという理由。はちとごは「はちとご文庫」という名前で私設図書館として機能しており、本棚にある本を借りることができます。僕の遠い夢には「図書館をつくりたい」があるので、それの第一歩として図書館の運営に携わりたいと思ったのです。
もうひとつは、コミュニティに属する安心感を得られるから。はちとごのコミュニティの温かさはつい長居してしまいたくなるくらいのもので、気が付けばお泊りしているなんてこともありました。
住み開きという特徴もあり、たくさんの人と関わることができるので人脈を広げる、価値観を多様化させることができます。あまり大人たちと関わる機会の少ない学生からしたらもってこいの場所なのです。
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そんなはちとごですが、物件の契約の関係もあり、お引越しをすることになりました。今年の秋に移転するのです。はちとごがなくなるわけではありませんが、やっぱり引っ越しには寂しさがつきまとうものなのでハッピーな気持ちだけではいられません。
僕はまだ半年も関われていませんが、オープン当初から住んだり関わっている人たちにとって、2年分の思い出が今の物件に詰まっているのです。
そこで僕は思いました。
「はちとごの本」をつくろう。
📚はちとごの本をつくる
はちとごの住人も、はちとごに来る人も、めちゃくちゃ個性的でキャラが立っているんです。それでも優しさや温かさがある。どこまでモデルにするか分かりませんが、はちとご関係者を登場人物にした物語を書きたいと思ったのです。
写真を挿入すればアルバムにもなるなと思い、いつまでも大切にしたい1冊になる。
また、秋ごろには新拠点の認知拡大と資金調達のためにクラウドファンディングに挑戦するとのことだったので、それを盛り上げる道具にもしてもらいたい。
そんなことをオーナーのはやぶささんにお伝えしたところ、「天才じゃね?」の一言をもらたので、僕は気持ちよく企画を進めることにしました(笑)
事実をもとにしたフィクション、程度の物語を書くつもりなので取材をするに越したことはありません。そんなわけで、住人さんを含めはいとご界隈の人たちにインタビューすることにしました。昨日決めてこの1週間でできるかぎり取材していくつもりです。
手始めに、昨日の夜もはちとごにおじゃましていたので、住人さんふたりにインタビューしてみました。結果めちゃくちゃ今やるべきことじゃん!という結果にいたったわけですが、特に印象的だったのが、インタビューしたふたりに共有して口にしたことがあったんです。
それはシェアハウスの幸せの瞬間についてたずねたときでした。
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📚シェアハウスの幸せの瞬間
昨日取材したふたりとは、10日住人のなおくんと、5日住人のゆいさん。ちなみにおふたりともnoteのアカウントがあるので、この記事の最後にはっておきますね。
はちとごで一番印象的にのこったエピソード、一番心を動かされた瞬間についてたずねたとき、なおくんは「リビングでみんなでネットフリックスを夜に観ながら、ひとりずつ寝落ちていく時間」と答えました。卒業論文の仕上げの作業をするためにはちとごに寝泊まりすることが多くなったなおくんは、同じく卒論に追われている同級生たちとの何でもない時間に特別幸せを感じたそうです。
なおくんははちとごでイベントを開催することが多いんです。さっき紹介した「からあげ会」や「ウイスキー会」もなおくんが企画したものでした。だから、あのイベントのあの瞬間、みたいな答えが返ってくると思っていたんですが、何でもない瞬間にこそシェアハウスの幸せが詰まっていたのです。
それはゆいさんも言っていたことでした。ゆいさんは長野と東京と茨城の三拠点生活をしている社会人の方。そんなゆいさんの思うはちとごの幸せは、帰ってきたときに「おかえりが聞こえて、朝起きたら「おはよう」が聞こえて、出ていくときに「いってらっしゃい」が聞こえること。キッチンで夜ご飯をつくっていると、「今日のご飯なんですか?」と言ってくれること。
住み開きシェアハウスといえど、住人にとってそこはやっぱり家。日々の暮らしのなかにあるささやかな出来事が、一番の幸せなんですよね。
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というわけで、はちとご界隈のみなさんに事務連絡ですが、この1週間(特に平日)はちとごのはなれでインタビュー大会するので、もし取材受けてもいいよ!って方はお越しいただければと思います。冷たいお茶が飲めます。
とにもかくにも「はちとご」の本はステキになる予感しかしないので、出版した際には是非手に取ってみてください。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
202030728 横山黎
▽オーナのはやぶささん
▽なおくん
▽ゆいさん