優れるな、異なれ。
――才能は誰もが持っている。ただ、当たり前に備わっているものだから自分では気付かない。また、人とは違うからコンプレックスに感じやすい。優れるとか劣っているとかを気にせずに、自分のコンプレックスの裏側にある才能に気付いて、誰もいない道を歩いていけばいい。自分が先頭ランナーになればいい。
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「優れるな、異なれ。」というテーマで話していこうと思います。
🏨ゲストと談笑、僕の足跡
昨日、木の家ゲストハウスに宿泊のお客さんと夜な夜な飲み語り合っていました。そういえばこういう風にゆっくりとお客さんと呑んだり、話したりするのは久々だったし、仕事も落ち着いた頃だったので楽しい時間を過ごすことにしました。
木の家ゲストハウスマネージャーとして仕事を始めてからもう4ヶ月が経って、仕事もそれなりに慣れてきて、やりがいも厳しさもいろいろ知り始めた今日この頃、自分の足跡を振り返ることも多くなってきました。
教育学部の学生でありながら、教員になる道を選ばずに、広げていった縁から見つけた仕事をすることにしました。「人と違うことをしていきたい」「より自分らしくあれるような仕事をしていたい」という思いから、木の家ゲストハウスマネージャーとしてメインで活動することを誇りに思っているし、面白がっています。
とはいいつつ、不安や迷いが全くないわけではありません。もちろん仕事でミスをしたり、お客さんに不快な思いをさせてしまったこともありました。ついこの前もお客さんにキレられたしね。
ただ、昨日のお客さんにそういうことを話したら、「そもそも人と違うことを決断するという時点でポテンシャルを持っている」と評価してくれて、改めて、自分の生き方を見つめる契機になったんですよね。
そして同時に、ある言葉を思い出しました。
「優れるな、異なれ」
🏨否定しない人が集まる場所
プライバシーに関わる内容だから詳細は語りませんが、昨日のお客さんの話はめちゃくちゃ面白かったんです。いろんな仕事をしてきて、事業も進めて、旅をして、プライベートでも紆余曲折あって……語り出したらいくつ夜を超すのだろうと思えるほどのボリューム。
旅をしているときはよくゲストハウスに泊まるらしいんですけど、そこへ行くのは面白い生き方をしている人の話を聴ける確率が高いからだそうです。
普通や常識とは距離を置いて、自分の心のコンパスを頼りに、旅をするように生きている人が集まりやすいのがゲストハウスなんですよね。ただ、非常識というわけではなくて、他の人とコミュニケーションを取ろうとするし、むしろ上手だったりするし、頭ごなしに相手を否定するような人も少ない。節度があるんです。
みんなとことん違っているから、そこに優劣なんてものはないんですよね。誰もが相手の人生を受け止めて、自分との違いを面白がるので、健全で、生産的で、でもどこか無駄めいた時間を共有することができるんです。
実際、昨日、僕はその時間のなかにいました。
🏨優れるな、異なれ。
振り返れば、僕も人と違うことをしていきたい、誰もが真似できないような人生をつくっていきたい、という思いを秘めていて、そんな意識があるからこそ選択できる道もありました。
それこそ、大学の教育学部まで行って、教員にならず、一般企業にも就職せず、ゲストハウスのマネージャーに就く人なんて、少なくとも僕は出逢ったことがありません。
それでも、僕がこの道を選んだのは、ゲストハウスという場所、場の魅力に惹かれたからで、木の家ゲストハウスはこれから確実に面白くなるという確信があったから、そして何より、人とは違う道を選んだ方が面白いと予感していたからです。今ではこの道を選んで正解だったなと思えるほど、今の仕事に誇りとやりがいを抱いています。
「変わってるね」なんて言葉をかけられるようになった高校時代、僕はとある動画と出逢いました。とあるテレビ番組に出演したオリエンタルラジオの中田さんが「才能の見つけ方」について持論を展開する動画です。
才能は誰もが持っている。ただ、当たり前に備わっているものだから自分では気付かない。また、人とは違うからコンプレックスに感じやすい。優れるとか劣っているとかを気にせずに、自分のコンプレックスの裏側にある才能に気付いて、誰もいない道を歩いていけばいい。自分が先頭ランナーになればいい。
そんなメッセージを熱く語っています。当時これを見た僕は酷く感銘を受けて、自分の胸のなかに絡まっていたものを解くことができたんです。「変わっている」と言われてきた自分、やりたいことが他の人と合わない自分を受け止め、自分らしく生きる覚悟を決めたのです。
この記事を書くにあたり、久しぶりに見返したんですが、やっぱり面白いし、心を動かされました。今、「普通」や「他人との価値観の違い」に悩んでいる全ての人に突き刺さる名プレゼンだと思うので、是非、視聴してみてください。
これからも「優れる」のではなく、「異なる」意識を持ち続けて、面白い人生を綴っていきます。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20240807 横山黎
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