ふたりだから創れたもの。
――昨夜、しゅんちゃんがいたから花開いたアイデアがあったこともあり、改めて「ひとりでつくらない」「みんなでつくる」姿勢を持つ意義を再認識しました。
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「ふたりだから創れたもの」というテーマで話していこうと思います。
🏨ふたりで創った謎解き
来月、僕は泊まれる謎解き「花火の幽霊~木の家ゲストハウスからの脱出~」というイベントを開催するんです。僕の職場である木の家ゲストハウスに宿泊しながら謎解きと物語を楽しめるイベントです。
主催は木の家ゲストハウス、シナリオ制作は僕、謎制作は「Mito Escape」という座組です。「Mito Escape」は僕の大学の後輩のしゅんちゃんが運営している謎解きサークルです。
しゅんちゃんとは4年来の仲で、2年くらい前から一緒に謎解きイベントやりたいねという話をしていて、結局お互いに忙しくなっちゃって、今になってやっと叶えることができます。
先日プレ公演がありました。「Mito Escape」のメンバーに参加してもらったんですが、悪くない評価をいただくことができました。謎解き慣れしている彼らから、謎も、物語も面白かったと認めてもらえたんです。
それだけのコンテンツをつくれるようになったのも、僕はしゅんちゃんとふたりで創れたからだと振り返っています。
🏨アイデアが花開いたのも…
昨日もミーティングしていたんですが、物語をより魅力的にするために、ひとつのアイデアについて考えていたんです。ミーティング前、僕はひとりでそのアイデアについて思案していたんですが、あと一歩のところで詰め切れませんでした。
「この前の件だけど、こういう風に考えていて……」
ミーティングのはじめ、しゅんちゃんにアイデアの話を共有して、ふたりであれこれ考えていたら、「こうすればよくない?」「それならこっちのほうがいいんじゃない?」と議論が活発化して、ついには答えを出すことができました。
アイデアの内容についてはネタバレになるから言えないんだけれど、新たに伏線をつくることができるし、最後に衝撃をもたらすことになるし、物語的にもさらに良くなる。もっと面白くなると思えました。
さっきも触れたように、僕としゅんちゃんのふたりで創ったたまものだと考えています。
🏨ふたりだから創れたもの
僕の創作のひとつのテーマとして、「ひとりで創らない」があります。僕は元々ひとりで小説をよく書いていたんですが、小説を書くというと、ひとりでもくもくと執筆するイメージがあると思いますが、あるとき僕はそこに疑問を抱きました。
みんなで創った方がいいんじゃね?
自分だけじゃない他の人の経験や知恵を借りて、ひとつの作品に反映させることができる。たとえ反対意見をいわれたとしても、自分のこだわりをぶつければいい。もし「確かにそうだな」と思うのなら、即その意見を取り入れればいい。そんな風にして、自分のこだわりを守りながら、読者ファーストの作品をつくることができると考えたのです。
そして何より、みんなでつくった方が楽しいじゃないですか。
したがって、ひとりで創らずに、誰かと一緒に創ることを意識して創作と向き合ってきました。僕の初書籍『Message』は二度にわたる共同創作でつくられたものですし、このnoteでも新時代の「桃太郎」をつくろうという企画を進めて、想像以上に多くの人に関わってもらいました。
そんな風にして、誰かと語り合いながら、こだわりをぶつけ合いながら、よりよい作品づくりを目指してきました。
そして今、「謎解き」という新たな創作に向き合っているわけですが、その際にもしゅんちゃんと共に創ることを意識しています。物語づくりと謎づくりで役割分担をしていますが、僕の視点で謎に言及することもあれば、しゅんちゃんが物語に言及することもあるんです。
さっきも触れたように、昨夜、しゅんちゃんがいたから花開いたアイデアがあったこともあり、改めて「ひとりでつくらない」「みんなでつくる」姿勢を持つ意義を再認識しました。
泊まれる謎解き『花火の幽霊~木の家ゲストハウスからの脱出~』の本公演は9月18日(水)、9月28日(土)の2回です。興味を持たれた方は、予定を空けておいてください。ご案内の記事は9月1日に公開します! 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20240829 横山黎
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