高校の理事会の懇親会でプレゼンしてきた。
――高校の大先輩70人近くを前に、僕は自分の活動についてプレゼンすることになったのです。
人生は物語。
どうも横山黎です。
大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。
今回は「持つべきものはコミュニティ」というテーマで話していこうと思います。
📚高校の理事会の懇親会に参加!
昨日、僕は母校である白鴎高校の理事会の懇親会に参加してきました。卒業生で構成された組織で、母校の後援をすることが目的です。その懇親会が昨日あり、そこに僕は参加してきたというわけです。
会場となったのは、東京駅近くにある大手町サンケイプラザの一室。全部で70人近くの参加者がいました。まわりはおじいちゃんおばあちゃんばかりで、僕がぶっちぎりの最年少でした(笑)
12:00から開会し、40分くらいの講演会がありました。海外で活躍されていた医療従事者の方から感染症の話をいただきました。その後は、ビュッフェ形式の食事をしながら、集まったみなさんと歓談するという流れでした。
みんな優しい方ばかりで、気さくに話しかけてくれました。大学生で参加したのはもちろん僕だけですから、ちょっぴり注目の的になっていました。
話の流れで、僕が本を出している大学生作家だと知ると、みんなさらに盛り上げてくれて、懇親会の総合司会をされていた方にまで話が回っていきました。その方が僕のことをすごく面白がってくれて、「後で前で話してよ」と僕に言ってくれました。
そんなこんなで、高校の大先輩70人近くを前に、僕は自分の活動についてプレゼンすることになったのです。
#どういう展開
📚初書籍とビブリオバトルについて
僕がプレゼンしたのは、初書籍とビブリオバトルのことについてです。
僕は去年、『Message』という小説を出版しました。成人の日を舞台にしたヒューマンミステリーで、「110」というダイイングメッセージの謎を解き明かしていきます。
最後の1行で全ての謎が明らかになるミステリーとしての魅力もありつつ、成人することの葛藤と家族との絆に感情が揺さぶられるヒューマンストーリーとしての魅力もあるので、まだ読まれていない方には是非読んで欲しい1冊です。
#泣いた!という声もいただきます
Amazonのサービスを使って出版したんですが、まだ無名の作家の本が見つかるはずもないので、自分で手売りしていくことにしました。もうかれこれ1年以上も手売りを繰り替えしてきて、少なからず営業力は身に付いてきたし、自分の本の魅力の引き出し方が分かってきました。気が付けば、現在230冊以上手売りすることができていて、自分で届けることの意義を噛み締めています。
#昨日で235冊目
このように、僕は本を書くだけじゃなくて、本を届けることも好きなんです。最近はよくギフトとして本を贈ることにはまっているし、本のイベントに参加したり、自分で企画運営したりと精力的に活動しています。
その活動の一環として今特に力を入れているのが、ビブリオバトルです。
ビブリオバトルとは、自分のお気に入りの本を5分間で紹介する書評合戦のこと。リスナーはバトラーの発表を聴いて1番読みたくなった本に票を入れます。最も多くの票を集めた本がチャンプ本に輝くというわけです。
僕は高校時代から公式戦に参加していまして、今までに2度全国大会の舞台に立つことができました。しかし、どちらの大会でも途中で敗退し、悔しい思いをしてきたので、ラストイヤーの今年、有終の美を飾りたいという強い思いを胸に、全国大学ビブリオバトル2023に挑戦しています。
先日開催された大学大会では無事に優勝することができ、来月5日(日)に開催される地区大会に出場できることになりました。もしそれにも勝つことができれば、3度目の全国大会に出場することができるのです。
僕は今回の大会、ちゃんと勝つために、とにかく人を呼びこもうと思っていて、このnoteをはじめビブリオバトルの発信を続けています。ビブリオバトルの話題を取り上げる度にさっき説明したみたいに丁寧に案内しているんです。
詳しくは後述しますが、やっぱり夢を叶えるためには仲間が必要で、そのために発信していくことは必要な作業なんです。
……長くなりましたが、話を戻しますね。
昨日、僕は高校の大先輩を前に、初書籍『Message』の紹介を果たし、最後にビブリオバトルの宣伝をしました。
地区大会は茨城で開催されます。オンライン配信もあるので遠方からでも参加できるんですが、きっとYouTube LIVEが身近にない方々が多いなと思ったし、東京にお住まいの方が多いでしょうから、東京で開催される全国大会の宣伝をしておきました。
📚持つべきものはコミュニティ
昨日の出来事を受け、僕が改めて思ったのが、「持つべきものはコミュニティだな」ってこと。
昨日懇親会に参加したからこそ小説『Message』を何冊か届けることができたし、ビブリオバトルの宣伝をすることができたし、少なくともあそこにいた全員に「横山黎」という大学生作家がいるってことを認知してもらうことができました。
会の終わりには、運営スタッフの方から、「事前に言ってもらえればサイン会を開きましたのに……」「今度の文化祭でサイン会ブースつくるのでどうですか?」といった声をいただきました。
また、僕を誘ってくれた理事会の関谷さんからは「今度、理事会の方で勉強会(講演会)やるんですけど、次のゲストに私が推しておきますね」と言われました。
やっぱり自分ひとりの力では限界があって、夢を叶えるにしても、やりたいことをやり続けるにしても、仲間が必要になってきます。だから、既に存在しているコミュニティに属することが、手っ取り早く仲間を増やす、つまり夢を叶える方法なんですよね。
ビブリオバトルは僕個人の戦いです。審査員がいて平等な審査がされればいいんですが、票を入れるのはお客さん。僕のプレゼンを聴いてくれる全ての人です。
ルールでは知り合いだからを理由に票を入れないでといっていますが、それを破って勝ち上がったところで咎められることはないわけです。実際、高校2年のときに東京都代表になれたとき、僕はかなり組織票があったけれど、何も言われませんでしたもん。
結局、仲間の多さが勝敗を決めるんです。
ビブリオバトルはたくさんの人に来てもらった方が盛り上がるわけで、運営側もバトラーに告知をするようにお願いするので、掟破りのバトラーが出てきてしまうのは仕方がないと割り切っているような気がします。
僕はそれをやり通すには、つまりサクラをつくって勝ち上がっていくのは心苦しいので、そうならないように「合法的なサクラ」を集めることにしました。
仲間を集めて、僕の紹介した本が1番読みたくなるようにプレゼンすればいいんです。
僕の本に投票をしろとは言わず、1番読みたくなった本に投票して!とお願いする。その一言で、あとは僕のプレゼンの問題です。勝っても負けても僕の責任です。
というわけで、僕は大学大会で紹介した本ではなく、別の本を相棒にして地区大会に臨みます。つまり、大学大会に聞きに来た人も、その様子をオンラインで見た人も、僕がその様子を収めて発信した動画を見た人も、地区大会に参加してもサクラにはならないというわけです。
ちゃんと勝つためには仲間の存在が必要不可欠で、それはつまり、コミュニティに属することが大切だよねという話でした。自分が属しているコミュニティをどう活かしていくのか、それが今回の大会でこなすべき僕の課題です。
魅力的な本を、魅力的に紹介しにいきます。全力で物語にいくので、是非、地区大会にお越しになっていただければと思います。
地区大会はYouTubeで配信されるので、オンライン参加が可能です。11月5日(日)の11:30~12:30は予定を開けておいてください! 最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20231023 横山黎
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