初めましての恋。
――いつから好きだったのか?という質問をされるのは困ります。気が付けば、という返答しかできないからです。でも、今思えば、「気が付けば好きになっていたこと」こそ、その恋が本物である証拠なのかななんて。
【#243】20220228
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家を目指す大学生が思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。
月末ということで、すっっごく個人的な僕の思い出話をしようかなと思います。
今回は「初めましての恋」というテーマで話していこうと思います。
☆新作の初恋物語を書き終えた!
僕は今、朝木万葉さんの主催するアンソロジー企画に参加しています。六月に開催される文学フリマ岩手に初恋をテーマにしたアンソロジーを出品することになり、その原稿を寄稿することになったのです。
原稿の締め切りは二月末まで。つまり、今日(笑)
書き上げたのはついさっきです。
まあまあ疲弊していますが、それもこれも自分の杜撰なスケジュール管理のせいであり、締め切り直前にならないとエンジンがかからない僕の厄介な性格のせいであります。ごめんなさい、バタバタしてしまって。もう少しだけ時間をかけて見つめ直して、今日中にメールで送ります。
現段階で公開することはできませんが、なかなか瑞々しい初恋を綴れたかなと思います。タイトルは『初めましての恋』。響きと字面に気に入って、このタイトルにしました。ちなみに検索をかけたらBLコミックが引っかかったんですけど、ま、いっかってなりました(笑)
舞台は入学式。青春と初恋とミステリーが混ざり合った物語です。この作品についてはまた機会を改めて扱っていこうと思います。
そんなこんなで、最近の僕は「初恋」にはまっていました。初恋をうたった歌を聴いたり、初恋がテーマの映画を観たり、本を読んだり。
で、今月の【過去記事】は何を書こうかなあとぼんやり考えていて、せっかくの機会ですから、自分の初恋を綴ってみようかなと思いました。
#誰得
#需要ない
☆そもそも初恋って……?
初恋の話を書こうと思ったとはいえ、そもそも初恋っていつを指すのでしょうか?
人を初めて好きになったのは小学校低学年の頃です。でも、それはニアイコール友達の認識でしたし、確か2人のことを好きになっていた記憶があります。
人と初めて付き合ったのは小学校五年生のとき。でも、まだ恋とか愛とかよく分からなかったので、一年半くらい付き合って手をつないだ思い出もなかったはず。
恋愛が何となくわかってきて初めて好きになったのは中学一年生の終わりの頃で、初めて付き合ったのは中学二年の終わりの頃。
何をもって初恋と呼ぶのかは分からないけど、こうしてみると好色漢ですね。人並みかな?(笑)
どの「初恋」を切り取って語ろうか迷ったんですが、3つ目の「恋愛が何となくわかってきて初めて好きになった中学一年生の終わりの頃」の話をしようと思います。
☆同じクラス、同じ部活の子
その頃僕が想っていたのは、中一、中二と同じクラスの女の子。僕は中学時代演劇部に所属していたんですが、彼女も演劇部で、なんだかんだ仲良くなったんですよね。
いつから好きだったのか?という質問をされるのは困ります。気が付けば、という返答しかできないからです。でも、今思えば、「気が付けば好きになっていたこと」こそ、その恋が本物である証拠なのかななんて。
で、僕は友達伝いに、その彼女も僕のことが好き、みたいな噂を聞いて(真実はどうだったか知らん)、僕はさらに思いを膨らませたんですよね。時間と共に大きくなっていて、告白に辿り着いたのは、中学二年の10月。
僕の親友と上野の博物館に遊びに行っていて、その途中で偶然、彼女の誕生日が翌日だってことに気が付いて、誕プレを買って渡そうと思ったんです。僕の親友も、僕が彼女のことを好きだったことは知っていたから、協力してくれました。
これから寒い季節がやってくるから、ブランケットをあげました。シロクマの柄のあるやつ。
その日に買い物して、メッセージカードも書いて、彼女にコンタクトを取って、面会することになりました。彼女の家の近くの駅まで行って、西日に照らされながら、僕は思いを伝えました。
準備してきた言葉は、彼女と会った瞬間にどこか彼方へ消えてしまいました。思うより緊張していたのです。
別にそれが影響したわけではありませんが、僕はフラれました。彼女にとって僕はただの仲良い友達だったのです。彼女には他に好きな人がいたのです。
まあ、初恋に限らずですが、恋愛なんてそんなもんですよね。実の結ぶ片思いなんて、たくさんあるわけじゃありません。
僕の恋は散ったわけですが、彼女との関係が終わったわけではありませんでした。
さっきも言った通り、僕と彼女は演劇部。12月には彼女が脚本を手掛けたあっまあまのラブコメを僕と彼女主演でやるっていう謎の展開がありました。現実では僕はこっぴどくフラれているのに、その世界では僕は彼女にプロポーズして結ばれるというハッピーエンドを迎えるというカオス。
このクリスマス公演は、僕の「真っ白な黒歴史」として殿堂入りを果たしました(笑)
そんなこんなで、何気に仲良い関係は維持できたんですよね。
僕が通っていたのは中高一貫校で、高1のときにまた同じクラスになったし、一緒に軽音楽部に入ることになったし、大学生になってからも一度ごはん行ったし、今年もゴールデンウイークに親子で会食を約束しているし。
前も言いましたが、僕が恋愛関係には固執していなくて、その人と一番の距離感で関係を維持できたらそれでいいと思えるんですよね。不思議なものです。こっぴどくふられた「初恋」の相手と、その後も関係が切れずに続いてるなんて。
でも、それが人間の面白いところですね。
#なんだその結論
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
横山黎でした。