創作には適材適所がある。
――自分の能力と向き合って、どこを自分が担当して、どこを他人のお願いするか、を見極めることが大事だなって思ったのです。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「創作には適材適所がある」というテーマで話していこうと思います。
◆『初めましての恋』のPV
先日、『初めましての恋』という短編小説を公開しました。中学校の入学式の日に出会った第2ボタンのない男子生徒の謎を紐解く初恋ミステリーです。10分くらいで読める短い物語ですので、是非、覗いてみてください。
で、この物語をより多くの人に読んでもらおうと思い、テーマソングをつくることにしたんです。バンドをやっている高校時代の友達に頼み込んで、楽曲を制作していただけることになりました。
このまえちらっと聴いたんですが、めちゃくちゃ良い感じです。毎日聴いて、毎日口ずさむくらいに良い感じです(笑)
で! そのテーマソングをどうやってお届けしようかなと考えていたんです。ただ音源だけを公開するのは、もったいない気がして。というより、届く範囲に限界がある気がして。
結論からいうと、小説『初めましての恋』のPVをつくってそのBGMとしてテーマソングを使うことをぼんやり考えているのです。
◆動き始めたPV制作
本当は、めちゃくちゃこだわったMVをつくってみたいんですが、自分にそんな技術はありませんし、伝手もありません。強いていうなら、妹くらい(笑)
僕の中では、この曲のPVにしろMVにしろ、実写よりもアニメーションがいいなあと感じていたので、絵が描ける人+アニメーションがつくれる人に担当してもらう他ないわけです。
で、僕が思い至ったのが、米津玄師さんの『アイネクライネ』のMV。あれって、米津さん自身が描かれたもので、アニメーションってほどアニメーションじゃないんですよね。イラストに動きがついた感じ。もしご覧になられていない方はちらっと見ていただきたいです。
「あ、これがいいかも」って思ったんですよね。
めちゃくちゃすっごいアニメーションじゃなくて、イラストに動きがある感じ。それを目指せば、アニメーション制作に精通している人じゃなくても、絵が描ける人ならわんちゃん!と思ったわけです。
もっと正確にいうと、妹でもいける!と思ったわけです(笑)
そんなこんなで先日、僕がPVの流れをざっと描いて、妹に送りつけたんです。まあまあ新手の依頼の仕方ではありましたが、さらっと描いてもらえたんです。既に動きのあるラフスケッチが送られてきました。
#深夜の3時に送られてきていてびびった
#バイト終わりで疲れていただろうに
やっぱり困ったときは身内です。予算うんぬんの話抜きで、信用がものをいってくるので。ありがたいことです。
◆創作には適材適所がある
テーマソング制作、PV制作。
僕の小説から2つの創作が動き始めています。まだまだ途中の段階ですが、今、僕が何を思ったかっていうと、「適材適所って大事だな」ってこと。
自分の能力と向き合って、どこを自分が担当して、どこを他人のお願いするか、を見極めることが大事だなって思ったのです。
一連の創作で、僕が担当したのは、
誰かにお願いしたのは、
僕は小5から小説を書き始めて、今まで続けてきて、自分が面白いと思うものを、そして少なからず人の心を動かせるものを書けるようになりました。詩(作詞)に関しても、中2から大量につくってきて自分なりのセオリーがあり、人よりつくれると自負しています。
そりゃあ、「小説」「作詞」は僕がやるべきです。
「作詞」に関しては、結構もめて、一時は曲をつくってもらっている友人が歌詞もつくる方向性だったんです。でも、できあがったものを見て、「いや、これは自分で書いた方がいいものになる」と思ったので、謝って、自分が作詞を担当したい旨を伝えました。
現時点で、その選択は間違っていなかったと確信しています。
しかし、音楽、そして、PVに関しては、僕の力じゃ無理だなって感じました。これでも高校時代は軽音楽部に入っていて作曲もできますし、絵に関しても、幼稚園児の頃から小学生くらいまでめっちゃ絵を描いていて賞をとったりしたこともあったんですが、それでも自分がやるよりも誰かに任せた方がいいなって思ったんですよね。
僕と友人と妹、3人のメインの創作は、
僕:「小説」「作詞」
友人:「音楽」
妹」「イラスト」
それぞれ、今もなお続いている創作の場所で、一番輝くことができるんですよね。それを改めて認識したという話でした。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
【#321】20220517 横山黎