僕が自分の小説のテーマソングをつくる理由
――時代に合っていないことを理由に、届け方を探らないのは怠慢だと思うので、結果は分からないけど、とりあえずいろいろ打ち手を講じてみるつもりです。その一つが、「テーマソング」をつくるってこと。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「僕が自分の小説のテーマソングをつくる理由」という話をしていきます。
◆『初めましての恋』のテーマソング
一昨日、『初めましての恋』という短編小説を公開しました。今年の2月につくって温めてきたものです。
中学校の入学式の日、第2ボタンのない制服を着た男子生徒の謎を解く、初恋ミステリーです。桜舞う季節、甘くもほろ苦い青春物語が動き出します。
是非、ご覧ください!
そして、昨日、詩『初めましての恋』を投稿しました。いうまでもなく、小説『初めましての恋』をもとにつくった詩です。
今日語っていくのは、その詩に曲がつき、さらにレコーディングまでされたよ!という嬉しい話です。
ちょっといろいろ事情があって、誰にお願いしたのか、どんな楽曲なのか、それについてはまた後日お話しますが、初恋にふさわしく、爽やかでポップなナンバーです。
いやあ、一昨日の夕方ごろ、ラフの音源が送られてきたんですが、最高です。今後、ミックスで調整が入るそうですが、今の時点で興奮が止まりません。
◆小説のテーマソングをつくる理由
興奮冷めやらぬなかではありますが、本題に入ろうと思います。
僕がどうして小説のテーマソングをつくるのか、です。正直、「面白そうだから」が一番の理由だったりするので、ここから語るのは後付けの理由だったりします(笑)
結論からいうと、「手を伸ばす障壁が低いから」です。
今は動画の時代ですから、「読む」よりも「観る」方が多くなってきました。特に僕含めて若い人たちは、「観る」ことで楽しむエンタメがたくさんあるので、「読む」エンタメを楽しむことは少なくなりました。
僕もそうなんですが、同じ物語を楽しめるなら、原作小説ではなく映画を観た方がいいなって思っちゃうんですよね。映画ならだいたい2時間くらいで終わりますが、小説だとそれ以上の時間がかかってしまいます。
「時間がかかる」という理由も、読書離れの一因だと僕は思うのです。
つまり、小説を読むことが少なくなってきたわけです。
でも、僕は、これからも小説を書き続けていくし、小説を通していろんな人の心を動かしてみたい。時代に合っていないことを理由に、届け方を探らないのは怠慢だと思うので、結果は分からないけど、とりあえずいろいろ打ち手を講じてみるつもりです。
その一つが、「テーマソング」をつくるってこと。
小説を読むのには時間がかかります。『初めましての恋』は短編小説だといいましたが、それでも1万字くらいある。紙の本ならば薄すぎるほど量は少ないのですが、noteの記事なら読むのにためらう長さです。15分くらいはかかってしまう。
その点、音楽は短い時間で楽しめます。
『初めましての恋』のテーマソングに関しては特にそうで、楽曲全体の時間は2分半です。カップラーメンが出来上がるのを待っている間に聴き終えられます。
もちろん、小説の方がいろいろ展開はあるし、青春ミステリーなので謎解きもあるし、より楽しめるとは思うんですが、伝えたいことは歌詞の中でも言えています。
メッセージは、小説も曲も同じなのです。
そのメッセージや、曲や歌詞の雰囲気から、「あ、こういう物語なのね、だったら読んでみようかな」と思ってくれる人がいることでしょう。
小説のチラシ代わりに、テーマソングがあるわけです。
映画に置き換えれば珍しくもなんともなくって、その映画の主題歌が自分の好きなアーティストだったら、それだけで観に行こうかなと思っちゃうじゃないですか。そんな感じ。
「小説」は、いわば洞窟の奥にあります。そこに辿り着いてもらうために、入り口をたくさん作っておくことが大切で、その入り口のひとつがテーマソングだと思う!という話でした。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
【#307】20220503 横山黎