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大学でゲストハウスの授業をすることになった。

――今回登壇する授業は人文社会学部の授業で、「異文化交流」がテーマだそう。日々、異文化と交流している場所で仕事をしている僕には打ってつけのテーマです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「大学でゲストハウスの授業をすることになった。」というテーマで話していこうと思います。


🏨僕の「先生」という顔

僕は今、茨城県水戸市にある木の家ゲストハウスという宿泊施設のマネージャーとして仕事をしているんですが、それ以外にもいくつかの顔を持って活動しています。

そのひとつが、「先生」です。

今年の3月に大学を卒業した僕は、教育学部生であったのにも関わらず、教員の道を辿ることをしませんでした。今しがた触れたように、ゲストハウスのマネージャーとして仕事をしています。

ただ、教育に対する情熱が全くないわけではなくて、いつかはちゃんと軸足を置いて活動するようになるのかもしれないと想像するくらいには胸のなかで炎が揺れているんです。

それもあってか、教育的な場面に立ち合うことが何度かありました。

今年の7月には、キャリア教育の授業の講師として登壇しました。大学卒業したばかりのやつに何が語れるんだという話ですが、他の講師の誰よりも職業選択の瞬間に近かったので、僕なりの「仕事の見つけ方」を語りにいきました。

10月には、母校の茨城大学の大学院で授業をする機会に恵まれました。僕の卒論の題材である「桃太郎」の授業です。「桃太郎からみつめる多様性」というテーマで授業を展開していきました。ジグソー活動を設計したり、本の紹介をしたり、教育的なメッセージを贈ったり、90分の時間を使い切ってもてる全てをぶつけにいきました。

授業後のアンケートをもらったんですが、それを見る限りでは、僕の授業は好評で、やってよかったなと思ったし、時々教壇に立つのは悪くないなと思い直したものです。

次の機会は想像以上に早く巡ってきました。来週の火曜日に、母校の茨城大学の授業に登壇することになったんです。


🏨母校の大学の授業に登壇

木の家ゲストハウス水戸本館の近くに、シェアベース「migiwa」という場所があります。私設図書館、コワーキングスペース、イベントスペースといった機能を兼ね備えた場所で、波が寄せては返す水際のように、日々いろんな人が混ざり合っているのです。

最近そこによく通う茨城大学3年次の女子がいます。僕は今月頭にmigiwaで開催されたイベントでちゃんと話すようになりました。そのイベントの後、僕と彼女とmigiwaの案内人の隼さんとでご飯を買いにいっているときに、彼女から「私、今度授業するんです」という話をされたんです。

彼女が受講している授業で、彼女が他の学生の前でしゃべる機会があるらしいんです。で、前年も同じような形式でその役を担ったらしいんです。それを聞いた隼さんは「ならば今年は別の形がいいんじゃない?」と切り出し、「れいくんにインタビューされる形にすれば?」と提案したんです。

ってなわけで、僕と彼女と合同でその授業に登壇することになりました。


🏨大学でゲストハウスの授業

この前、授業を担当している先生の元へ打ち合わせがてらお伺いしました。そのとき決まったのは、結論からいうと、僕は「ゲストハウスのことについて語る」ということです。

今回登壇する授業は人文社会学部の授業で、「異文化交流」がテーマだそう。日々、異文化と交流している場所で仕事をしている僕には打ってつけのテーマです。

最初はまったくといっていいほど内容が決まっていなかったんだけれども、先生の思いや一緒に登壇する彼女の思いを聴くうちに、「異文化交流の場所」をテーマに展開していくことが正解な気がしてきました。

彼女は最近よく通っているシェアベースmigiwaを、僕は自分の職場である木の家ゲストハウスを紹介し、話題作りをして、聴いてくれた他の学生と議論していく流れで授業を進めるつもりです。

限られた時間しかありませんが、できる限り準備をして、より良い学びの場をつくれるように尽力します。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

20241214 横山黎









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