僕が結婚式のプランを話して研修会場をどよめかした話。
――上司が「この短時間でよく考えられた素晴らしい解答を紹介したいと思いますので、その人はみんなの前で発表してください」と発言したのです。僕の解答でした。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「やっぱりクリエイティブが好き」というテーマで話していこうと思います。
◆結婚式の大型研修にて
昨日、僕は結婚式場のバイトをしている話をしました。しんどいこともあるけど、最後には幸せになれる仕事でそこにやりがいを感じている、みたいな話をしました。
今回はその話に関連して、僕がとても嬉しかったことを話していこうと思います。
3月末に大型研修があったんです。新人もベテランも集合してレクチャーを受けて、最後には確認テストもあるちゃんとした研修です。僕もそこに参加していろいろ学んだんですが、その日、忘れられない出来事があったんです。
◆オリジナルセレモニーを考えよ!
確認テストの中に、こんな問題がありました。正解のないオープンクエスチョンです。
Q人前式で行うセレモニーをもし自分が行うならと言う目線でオリジナルなセレモニーを考えよ!
人前式とは、キリストではなくゲストの方々に永遠の愛を誓い証人になってもらうスタイルの結婚式です。どんな結婚式のセレモニーを行うか、自分なりのプランを考案しなさいという問題です。
僕は昔からこういう問題にだけは人一倍真剣に取り組む人でしたから、今回もめちゃくちゃこだわりました。解答欄をはみ出るほどのプランを熱く語りました。
それがこちら↓↓↓
ウェディングツリーとは、芳名帳の代わりのアイテムです。枝だけが書かれた木の枝に、ゲストの方々の指をスタンプしてもらい葉っぱを増やしていくのです。それは結婚証明書になり、人前式で使われます。
僕はそれを「一冊の本」に置き換えようと思ったわけです。
奥付には、その本に携わった人たちの名前が並びます。今回の場合、「本」=「僕とパートナーの人生」ですから、奥付に並ぶのは、「2人の人生に携わった人たちの名前」ということになります。
僕らの人生は、ゲストの方々の支えがあったからこそ成り立ったものであり、こうして幸せな日を迎えることができたのも、ゲストの方々のお力添えあってのことであるというメッセージがそこにはあります。
本当に自分の結婚式でやろうかなと思えるほど、僕にふさわしい世界観だし、メッセージ性の強い企画だなあと満足していました。
案の定、返された解答用紙には、3重丸がついていました。
それだけでも十分嬉しかったのですが、とびっきり嬉しい出来事が研修最後に待っていたのです。
◆プレゼンしたら会場がどよめいた
研修の最後、確認テストの答え合わせがありました。バイトを統率する上司が一つずつ解答と解説をしていったのです。で、さっきの問題の解説に至りました。
そのとき、その上司が「この短時間でよく考えられた素晴らしい解答を紹介したいと思いますので、その人はみんなの前で発表してください」と発言したのです。
僕の解答でした。
こうなってはもうやりきるしかありません。僕は新人もベテランもプランナーの方々もいる前で、自分の結婚式のプランをプレゼンし始めたのです。
#どういう状況
語り終えると、会場がどよめきました。感嘆の声がそこらじゅうから上がったのです。あの瞬間が僕はしあわせの中にいました。
◆やっぱりクリエイティブが好き
少年の頃から変わらずにある欲求を満たすことに成功し、「やっぱり僕はクリエイティブが好きなんだな」と再認識しました。自分で考えたものを表現して、誰かを驚かせたり、刺激したり、明日を生きるヒントをあげたりする。僕にとってその瞬間こそ至福のときで、これからだって何度でも味わいたいと思えるのです。
研修後には、様々な声をいただきました。
「すごかったね」とか「ロマンチストだね」とか「良い旦那さんになるね」とか。畏れ多いと思いつつ、心の中ではガッツポーズを高く掲げていました。
解説していた上司の方からは「うちにもこんな面白いことを考えるプランナーがほしいよ」というありがたいお言葉をいただきました。めちゃくちゃ嬉しかったんですが、目の前に2人のプランナーがいる場で言われたので、素直に喜べなかったことを記憶しています。
#プランナーの方々は苦笑
先日のゴールデンウィーク中のバイトでも研修の話になったことがあって、時間が経った今でもみんなの記憶に残っているほど、みんなにとっても印象的な出来事だったんだなと思いました。
noteの記事や小説の中だけでなく、これからもあらゆる場面でクリエイティブな表現をしていくつもりです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
【#316】20220512 横山黎