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人に会うのをやめられない。

――小学生も、大学生も、社会人も、近所の人も、みんなでひとつの時間と空間を共有している光景が、僕の目にはとても眩しく見えました。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「人に会うのをやめられない。」というテーマで話していこうと思います。

昨日はとにかくたくさんの人に会っていました。

僕は今、茨城県水戸市にある木の家ゲストハウスという宿泊施設のマネージャーをしています。一応、週に2日、水木でお休みをいただいているんですが、他のスタッフのスケジュールの都合上、急遽昨日、木の家の仕事をおやすみすることにしたんです。

あんまり日曜日にゆっくりすることもないので、貴重な1日となったわけですが、結局ゆっくり過ごすことはなくて、ずっと人に会って、交わって、語り合って、1日が終わっていました。

まずは午前中、僕が向かったのは「シェアベースmigiwa」という場所。木の家ゲストハウス本館から徒歩2分距離にある、私設図書館、コワーキングスペース、イベントスペースとして機能している施設です。

案内人は、板谷隼さん。僕が大学時代からお世話になっている人です。昨日、彼が主催のイベントがありました。「beの肩書きワークショップ」というイベントです。

会社員、学生、スポーツ選手、作家……世の中にはたくさんの肩書きがありますが、それはどんなことをするのかを表しているのであって、イコールその人を表しているわけではありません。

そこで生まれたのが、「beの肩書き」という考え方です。

いわゆる肩書きを「doの肩書き」とするならば、自分とはどんな人なのかを表現した肩書きは「beの肩書き」と呼べます。このワークショップでは、自分の人生を振り返りながら、そして、それをいろんな人と語り合いながら、自分の「beの肩書き」を見つけにいきます。

自分の過去と今と未来をみつめる契機になりましたし、他の人の人生や人となりを聴くことができたので、すっごく有意義な時間でした。詳細はまた別の記事で綴ろうと思いますね。

昨日は、migiwaの隣にあるシェアハウス「はちとご」が住み開きをしている日でした。このシェアハウスも隼さんが管理しています。

「住み開き」とは、家屋の一部を地域に開放すること。はちとごはシェアハウスでありながら、住み開きをする日にはたくさんの人がやってくるのです。昨日がその住み開き日でして、僕も久しぶりにはちとごでゆったりと過ごすことにしたのです。

一緒に近くのドンキでお弁当を買いにいって、とある住人のおかあさんがいらっしゃったので歓談して、以前、僕のトークイベントにも参加してくださったご家族が到着されてからは子どもたちと一緒にモルックで遊びました。

ちなみにモルックとは、木の棒をつかったボウリングのようなゲーム。木の棒を投げて、木のピンを倒しにいきます。シンプルだけれど奥が深いゲームは僕好み。好きこそものの上手なれとはよくいったもので、僕は得意な方でして、昨日もちゃんと優勝してきました。

モルックの時間は、特に印象的でしたね。

小学生も、大学生も、社会人も、近所の人も、みんなでひとつの時間と空間を共有している光景が、僕の目にはとても眩しく見えました。みんな子どもに優しいし、協力してゲームを盛り上げようとしていたし、ゲームに参加していない人も温かく見守ってくれていたし。あんなにも日曜日の昼下がりっぽい日曜日の昼下がりはないなあと胸が温かくなりました。
#つたわれ

モルックが終わったら、migiwaのコワーキングスペースをお借りして、東京の親友とオンライントーク。中学時代から付き合いのある人で、離ればなれで暮らしている今になっても、1~2ヶ月に一度のペースで必ずオンラインで語り合う時間を設けているんです。

詳しくは語らないけれど、彼は今、時計の針を止めている人。多くの人の目には「間違い」に映るような人生だけれども、だからといって彼との関係に変化が起きることはないし、いつか僕がそれすらも全部ひっくり返して「正解」にしてやろうと静かなる情熱を燃やしています。

僕は彼が相手のときがいちばん話しやすいし、話していて楽しいんですよね。僕からしたらそれだけでこの世の誰にも換えられない唯一の価値を、彼は持っているわけで、だからこそ止まっている時計の針を動かしてあげたいと切に思うのです。

この話も長くなるから、またいつかちゃんと語れる日が来たら、そのときに。

親友と語り終わったら、今度は木の家ゲストハウスのオーナーとひとりのスタッフと飲みにいきました。やっぱり飲みにいくからこそ語れることがあるし、飲みの席でしか見えない顔がある。これまでに幾度となく聴いてきてオーナーの思いを、昨日も受け取ったけれど、やっぱりそれがあるから僕は今、木の家ゲストハウスのマネージャーでいるし、これからも関わり続けたいと思えるんですよね。

さらにその飲みが終わったら、茨城大学近くにあるシェアハウスに人が集まっているのを知り、転がり込みにいきました。日付が変わる頃まで、僕はとにかく人に会いにいって、語って、関わり合っていました。

やるべきこともやりたいこともたくさんあるんだけれども、人と会うからこそ生まれる絆や約束があるから、行くかどうか迷った行き先には極力足を運ぶようにしています。

昨日も、放課後コーディネーターの方に出逢って、今度とある高校の放課後にイベントをする可能性が生まれたし、前から知り合っていたけど昨日ちゃんとゆっくり話せた大学生にお願いされて、今度茨城大学の授業に参加してきます。
#どゆこと

また、そのときが来たら、ちゃんと語りますね。

「詳細は後日」案件の多い記事になってしまいましたが、それだけ未来につながる何かが1日の間に生まれたといえるわけで、それを踏まえると、やっぱり人に会うのをやめられないし、人が集まる場、場所はとっても価値を秘めているなあと思いました。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20241202 横山黎

※1年前にこんな記事を書いていました↓↓↓











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