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忘れたくない夜、いつか感謝を伝えるための記事。

――たくさんの知見をもらいました。忘れたくないものばかりでした。きっといつか読み返したときに、あのときの言葉に支えられていたんだなと思いたいから、そして、ちゃんと感謝を伝えたいから、この記事に書き留めておくことにします。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「忘れたくない夜、いつか感謝を伝えるための記事。」というテーマで話していこうと思います。

さっきまで隼さんと中華屋さんで語り合っていました。隼さんは去年からお世話になっている人、僕が尊敬する人のうちのひとりです。

サッカーコーチ、住み開きシェアハウス「はちとご」の管理人、みんなの図書館シェアベース「migiwa」の案内人、ライターやイベンター、ファシリテーターなど様々な顔を持つ隼さん。その活動の幅と行動の量に、僕は頭が上がりません。

隼さん


隼さんと出逢ったのは、彼が管理するシェアハウス「はちとご」。今は別の場所にお引越しをしたんですが、以前は僕の通っていた大学の近くにありました。

シェアハウスなのでもちろん住人がいるんですが、家屋の一部を地域に開放する「住み開き」という活動をしていたので、日々いろんな人がやってくるんですね。大学生をはじめ、主婦や会社員、カメラマンやヨガインストラクター、テキーラマエストロの資格を持つマネースクール講師など、多種多様な人がやってきていました。

かくいう僕もそのうちのひとりで、友人に紹介されて初めて立ち寄った日から、もはや住人のような頻度でそこに通っていました。

はちとごのみんな
はちとごの日々


はちとごがあるから今の僕がいます。

初書籍『Message』の手売りが加速したのも、場づくりやまちづくりに興味を持ち始めたのも、人生を共にしたいパートナーに出逢えたのも、今の木の家ゲストハウスマネージャーやラジオパーソナリティーの仕事に就いたのも、全部はちとごのおかげです。

社会人になった今でも、はちとごにはお邪魔するし、隼さんとは定期的に会って話しています。今日も、何故か知らないけれど、ラーメン食べにいこうと誘われて、仕事終わりに一緒に中華屋さんに行きました。

地元の人だけが来るような、街中の中華屋さんという佇まい。がっつり食べたい人向けの量の多いメニュー。ちょっと酸っぱい匂いのする水。自分たちの声をかき消されるくらいに響く隣の席からの声。なんとなく、隼さんが好きそうだなと思いました。

「今日は奢るよ」

「え、何の奢りですか?」

「最近そういう時期やねん」

どういう時期やねん、と内心突っ込みながら、僕は担々麺セットを注文しました。隼さんは黒チャーハン定食を頼みました。

料理が来るまでも、料理を食べているときも、料理を食べ終えてからも、僕らはずっと語り合っていました。隼さんの大学院生時代のこと、僕の仕事のこと、noteのこと……話題は次から次へと生まれていきました。

「ジャズのような会話をしているなあ」

僕も同じ思いを抱いていました。隼さんとこうしてざっくばらんに話すのも久しぶりな気がしました。定期的に僕が自分の日々を振り返る時間を設けてくれているんですが、そのときはどうしても振り返ろうという意識が強くて、潜在的に蓋をしていたのかもしれません。ただ、今夜はその蓋を外して、自分の本音に近い距離にある言葉で話せていた気がしました。

たくさんの知見をもらいました。忘れたくないものばかりでした。きっといつか読み返したときに、あのときの言葉に支えられていたんだなと思いたいから、そして、ちゃんと感謝を伝えたいから、この記事に書き留めておくことにします。

・アウトプットする作品量を増やして、フィードバックをもらう回数を増やした方がいい。

・桃太郎のイベント(「BOOK TALK LIVE ”桃太郎”」)のとき、ちょっと知っている人からしたら、場づくりや映像のクオリティに思うことはあったけれど、それでも22歳で、自分の世界観をつくって、それを始めて、ちゃんと終わらせられることはすごいよねって、ゆうき(「はちとご」の住人で、イベント当日撮影を担当してくれた映像クリエイター)と話してた。

・noteでユーザーにとって、謎解きイベント(僕が先日開催した「泊まれる謎解き『花火の幽霊~木の家ゲストハウスからの脱出~』」)は重かったのかもしれない。興味を持ったとしても、ふらっと行こうと思える人はなかなかいないんじゃないか。それよりも、謎解き好きの人たちをターゲットにして集客していった方がいいのでは?

・noteの他に発信する場所をひとつ増やした方がいいかも。純度の高い思想が表現されるような発信するのを見てみたい。

・純粋に、早く黎君の新作を読みたい。

・旅をした方がいい。自分の人生の転機になったのは、2度の旅だったから。

・「体験する物語」に興味があるんだったら、今度開催する「仕立て屋のサーカス」という公演を観にいったら面白いかも。

ずっと心の秘めていたことを言われて、「やっぱりそうですよね」と頷いたり、自分の選択肢になかった角度からアプローチされて「確かに」と頷いたり、たくさんの発見がありました。

とにかく作品をつくり続けて作家としてひとつ上のステージに上りたいし、きっといつか僕のテーマが「Journey」になるんだろうなと思えるほど「旅をしたい欲」はあるし、来年再演予定の謎解きイベントではより集客に力を入れたいと思っていたので参考になりました。

とりあえず、『仕立て屋のサーカス』は観にいこうかなと思います。ちょうど公演日の10月27日に東京に行く用事があるので。参加したら、また記事にします。記事にして、隼さんに感想と感謝を伝えます。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20241009 横山黎






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