まだまだ足りないや
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「まだまだ足りないや」というテーマで話していこうと思います。
僕は昔から人に褒められることが多くって、そのせいか分かりませんが、僕は自分の身丈以上の存在に見られることも多いんです。きっと気付かれずに背伸びすることが得意なので、背伸びした身長が僕の身長と思ってしまう人が(思ってくれる人が)少なくないんだと思います。
ただ、僕が評価されているのは、実力というより運に因るもので、もし実力っぽく見えるとしたら、それは僕が人がいない場所で目立っているからだと思います。逆をいえば、人がいる場所では目立てないわけです。
僕は普通の場所、つまりバイトとか学校とかそういう場所で認めてくれることはあんまりないわけです。仕事をするという普通、学校の勉強でいい成績を出すという普通、それらと向き合ってこなかったわけではないけれど、そして全く手も足も出なかったわけではないけれど、それでも目立つほど認められることはないわけです。
自分のやりたいことと比べたとき、どうしてもモチベーションが劣ってしまうし、だからこそ全力で普通と向き合うことから逃げているんだと思います。
普通とか特別とか、どんな定義をして使っているのか僕自身も分かっていませんが、多分、言い訳というか逃げの文句なんだと思います。
きっと自分は特別になりたがっているのでしょう。でも、型を知っているから型破りができるように、普通ができない僕に特別を語る資格なんてあるのか、という疑問に頭を抱えることは少なくありません。
かといって、僕は自分のやりたいことに真摯に向き合えているか、我が道をひたすらに全力で駆け抜けているのか自分の胸に訊くと、素直に頷けない心がいます。
普通にしろ、特別にしろ、僕の描く理想の自分になるためには、実力がまだまだ足りないんです。
この3月、何か長編の一本でも書こうと思っていました。時間がなかったわけではありませんが、何もやり切ることができませんでした。書きたいことは山ほどあります。やりたいことは星の数ほどあります。それでも、それと十分に向き合うだけの時間が、向き合い続けるだけの集中力がなくって、何も生み出すことのできない日々を過ごすことになってしまいました。
気が付けば、3月ももう終盤。2023年も既に3カ月を過ぎようとしているのです。あっという間です。この前お正月を迎えたばかりのはずなのに、桜の散る季節になりました。人生なんてきっと、自分が思うよりも一瞬なんだと思います。
残された時間の中で、僕はどんな言葉を、物語を残せるのでしょうか。時間がいくつあっても、人生がいくつあっても足りません。伝えたいことは次から次へと溢れてくるからです。やりたいことはいくらでも誕生するからです。
伝えたいことを全部物語ったはずでも、既に別のメッセージを思い付いて、それを伝えるにはどんな物語がふさわしいだろうかと考えている。書いたり、消したり、また考えたり……。そんな風に、繰り返していくんだと思います。
どれだけ言葉にしても、まだまだ足りないや。
だから、これからも物語っていきます。自分の作品で、自分の口で、メッセージを届けにいきます。背伸びでもなんでもいい。足りないなりに、日々を足していきます。引かれるほどに我が道を駆け抜けていきます。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20230326 横山黎
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