前代未聞のビブリオバトル
県大会に出場することになった各大学のチャンプ本を並べてみます。
『Message』
『朝が来るまでそばにいる』
『世界の見方が変わるギリシア・ローマ神話』
『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』
『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「前代未聞のビブリオバトル」というテーマで話していこうと思います。
◆チャンプ本被り
先日、僕の通う大学で開催されたビブリオバトルで、僕の紹介した本が見事チャンプ本になりました。紹介したのは、小説『Message』。先日、僕が出版した本です。
そうです。僕は自分の本を紹介して、ちゃっかり勝ってしまったのです(笑)
僕は高校時代にもビブリオバトルに参加して、東京都で1番になりました。取材は受けるし、新聞には載るし、高校の校舎に横断幕が垂れるし、渾名が「ビブリオ」になるし、てんやわんや。
そんな経験をしている僕だから、人よりもビブリオバトルの戦い方には精通しています。そんな僕が大学生になってビブリオバトルに再挑戦しようと決めたとき、選んだ本は自分の書いた本でした。
勝算があったからです。
詳しいことは、前に話したので以下の記事をごらんください。
そんなこんなで、11月6日(日)に開催される県大会に出場します。
ちなみにどんな本が相手なんだろうと敵の情報を知りたくなったので、昨夜調べてみたんです。各大学のホームページで情報が公開されていたので、そこにアクセスしました。
敵を知って、僕は驚愕しました。
同じ本が、チャンプ本になっていたからです。
◆ビブリオ向きの本
県大会に出場することになった各大学のチャンプ本を並べてみます。
まさかのチャンプ本被り。
高校時代から参加していますが、僕もこんな場面に遭遇することは初めてなので、どのような対応がされるか分かりません。どちらかが本を変えるのか、どちらも本を変えるのか、はたまた真っ向勝負するのか。
別々の大会で、同じ本がチャンプ本になる。それはつまり、その本がそれくらい、ビブリオバトルに向いた本だということです。
ビブリオバトルにおける魅力的な本とは、その本自体に分かりやすく印象的な特徴がある本です。
僕が都大会で優勝したときに紹介したのは、氏田雄介さんの『54字の物語』。収録される全ての作品が、54字でできているという本です。この設定を共有するだけで興味が沸くじゃないですか。
ビブリオ向きの本とは、こういうことです。
同じように、『赤ずきん、旅の途中で死体に出会う』もビブリオ向きの本といえます。実際のところ、僕はこの本を読んだことはありません。しかし、シリーズものの別の作品は読んだことがあります。
『むかしむかしあるところに死体がありました』という作品。
まだ読んだこともない方もなんとなく察しがついてきたと思いますが、このシリーズ、昔話×ミステリーという異色のコラボを追求した作品なのです。一見釣り合わないように思えますが、めちゃくちゃ面白い化学反応が起きています。
昔話はみんな知っているじゃないですか。だから共感を生みやすいのです。そこに、ミステリーが掛け合わされるから、興味を惹きやすいんです。人間、謎めいたものがあると知りたいと思ってしまうのです。
好奇心の前では、みな服従です(笑)
『むかしむかしあるところに死体がありました』を読んだとき、この本でビブリオバトルに挑戦しようかなと、僕も一度は考えたんです。経験者はきっと同じ気持ちのはず。それくらい、ビブリオ向きの本なのです。
だからこそ、チャンプ本に輝いたわけです。
2つの大学で(笑)
◆前代未聞のビブリオバトル
今回のビブリオバトル、歴史的な瞬間が訪れます。前代未聞のイレギュラーな戦いが繰り広げられそうです。
勝ち上がった5冊のうち、2冊は同じ本、1冊はその本の作者が紹介した本ですからね(笑)
#どういう状況
何はともあれ、僕はやることをやるだけです。
自分の書いた本を紹介して、全国で1番になる。その夢を叶えにいきます。高校時代に突破できなかった壁を乗り越えていきます。
どう考えても見ごたえのある大会になるので、ご都合つく方は是非、遊びにきてください。歴史的瞬間を目撃してください。
11月6日(日)、11:00~12:00です。
YouTubeでも配信されるし、オンラインでも投票できるみたいだから、是非、ご参加ください。以下の動画に飛んでもらって、通知をオンにしておいてくださいね!
最後まで読んで下さりありがとうございました。
20221103 横山黎