【2024年5月の振り返り】 むらたゆうき
はじめに
この記事は、カメラマン、映像クリエイターとして活動しているむらたゆうきさんの活動報告です。5月の活動を振り返りながら、今後の目標を語っていただきました。
概要
個人の活動をはじめ、地域からクリエイターを生み出すプロジェクト「クリエイターの予備校」本格リリースに向けて、土台作りに励んできたむらたゆうきさん。
個人の活動では、身近な人からの仕事はもちろんのこと、新たに制作会社と契約し、仕事を斡旋してくれるようになったといいます。
「クリエイターの予備校」は6月に本格リリースされるので、それに向けて丁寧な土台作りを続けました。配信carの名前が決まり、現在はロゴデザインとラッピングのデザインの制作が薦められているとのこと。「キャリア事業」においては、とある高校で講師の方を読んでキャリア教育の後援をしてもらうことになったそうです。
ゆくゆくは、個人の活動を「クリエイターの予備校」の事業に移植するビジョンを描いており、若年層のクリエイターが地域を活性化させるモデルケースになるように、「クリエイターの予備校」のプロジェクトに向き合い続けていくと語りました。
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身近な人から制作会社まで
仕事の幅が広がり始めたライスワーク
――早いもので5月の振り返りの機会となりましたけど、この1カ月はいかがでしたか?
5月は4月の延長だった部分が大きくて、なかなかこれといったモノは見えずらいですね。
まず、ライスワークに関してですが、4月は個人でやっている映像制作やブライダルの撮影を進めていくという話をしましたが、5月はそれらを順調に進めていっていると振り返っています。
個人の方の仕事でいうと、新たに制作会社との関わりが生まれて、仕事を斡旋してくれるようにもなりました。ある有名企業の子会社と直接取引している会社の外注を受けることになりました。
また、5月中旬に友人がやっているブライダルの会社に打ち合わせに行って、これからこういう風に進めていきましょうという打ち合わせをして、編集や撮影の研修をやっているところです。それが進んでいくと、週末を中心にマネタイズが安定してくると考えています。6~7月が研修期間で、8月頃から実働のイメージでいます。
あとは、ゲストハウスの撮影ですね。僕が住んでいるシェアハウスのオーナーが木の家ゲストハウスという宿泊施設を運営しているんですけど、その方からゲストハウスの写真を撮影してほしいという依頼がありました。
クリエイティブな制作会社から仕事を受注することもありますし、身の回りの仕事も受け負っています。これまではよく仕事をいただく知り合いからの案件が多かったんですが、営業先が増えてきたこともあり、最近はライスワークの幅が広がってきた気がします。
「クリエイターの予備校」
本格リリースに向けた土台づくり
――むらたさんは、「地域からクリエイターを」がコンセプトのプロジェクト「クリエイターの予備校」の運営を担っていますね。4月の振り返りでは、たくさんの仲間に恵まれ、加速気味で展開しているとのことでしたが、5月はどのような活動をされていたのでしょう?
配信carのロゴデザインとラッピングのデザインの作成が進んでいるところです。そういえば、配信carの名前が決まりました。「Feel Good Caravan」です。
6月22日に留学生みらい会議というものがあるんですが、「Feel Good Caravan」の車を提供してくれた自動車会社と共同で、クリエイターの予備校のプロジェクトを公に正式発表するんです。ついに、事業を開始することになります。そこまでに、インフルエンサーとして育てていく双子「かななな」の動画をつくりにいきます。
――クリエイターの予備校では他にも「柱」がありますね。「キャリア教育」の方面では何か動きはありましたか?
ありましたね。茨城県内のとある高校でキャリアの講義の時間を持つことになりました。隔週で火曜日に特色ある働き方をしている地域のプレイヤーに講師として登壇してもらいます。地元でも面白い働き方をしている人がいることを伝える機会になればいいなと思います。
本格的に動き出すのは6月からです。講師の先生が8人くらいいるんですけど、その講師の方と先生とひとりずつ打ち合わせをして、どのような内容でやっていこうか考えている段階です。
キャリア教育に関しては、今回のプログラムをパッケージにして、他の高校でも展開していけるように精度の高いものに構築していければいいなと考えています。
――「コミュニティ事業」に関してはいかがでしょう?
6月23日(日)に、「SETTEN」(人と地域をつなぐプロジェクト)と「クリエイターの予備校」の合同のイベントがあります。バーベキューイベントなんですが、水戸の「三夜さん」地域(松本町)で「クリエイターの予備校」が活動していくことを若者に対して伝えていきます。
さっきも言ったように、前日の22日に「留学生みらい会議」があるんですが、そこでは経営者や自治体の方々向けに発信していきます。連日でリリースして、「クリエイターの予備校」を周知させていければなと思います。
――そう考えると、6月が勝負時ですね。
やばいよね!(笑) でも、6月はそれだけじゃないんですよ。
「Cup of Mercy's」(茨城大学の近くにあるカフェ)の元店長の方が絵を描いているんですが、「23RD studio」(「株式会社LEIDEAS」の運営するスタジオで、クリエイターの予備校の拠点)でそのギャラリーをやるんです。もう絵は完成していて、当日使う動画も撮影し終わっていて、あとは編集するだけという段階です。
6月15日から23日が近くにある保和苑であじさいのライトアップがされるんです。人がたくさん来る時期なので、上手く「23RD studio」にも人を集められるきっかけになればいいなと思います。
今回は、絵が売れたら売り上げの10%を株式会社LEIDEASに入れてもらうような形で運営していきます。そのように、これからイラストレーターになりたい人たちが利用できるギャラリーとしての機能も、今後は追求していくつもりでいます。
――むらたさんは、おじさん好きが高じて「いい匂いのするおじさん(公式)」(以下「おじさん」)というデジタルコンテンツをプロデュースしましたね。日々の投稿に加え、ショート動画を作成していきたいとのことでしたが、5月の進捗はどうだったのでしょう?
他のクリエイターの方々に本当に申し訳ないんですが、全然進めることができていなくて。「おじさん」に関しては、今月は報告することがないかな(笑)
強いていうなら、「風にころがるTシャツ展」というイベントに参加したんですよ。オリジナルの写真を応募したら、それがTシャツになって、大洗の海岸に展示されるんです。そのTシャツ展に参加したので、「おじさん」が風に転がりました。
せっかくだしみんなで見にいくことになったんですが、台風直撃して強風のせいで中止になっちゃって見られなかったんですよ。あれが本当に悔しかった。
クリエイターが地域を活性化させる
そんなモデルケースとして
――ライスワークにおいても、「クリエイターの予備校」においても、5月は土台づくりに徹してきたわけですが、これからはどのような展望がありますか?
まずは、友達がやっているブライダルの会社で実績を積んでいこうと思います。今年いっぱいくらいはそこで頑張ろうかなと。そこでブライダルの撮影のノウハウを得て、茨城で自分のブライダルの前撮りのブランドをつくろうかなと考えています。
それを個人名義でやるか、クリエイターの予備校名義でやるか迷っているところですね。
――その可能性もあるんですね。
クリエイターの予備校のコミュニティ事業として、やる気ある人たちを研修生として関わってもらおうかなと考えているんです。クライアントワークを始める前に、まずブライダルというto Cの分野で撮影経験を積んでもらうという動きはできそうだなと。
ブライダルは映像制作のなかでいちばん基本が重要な仕事なので、カメラやパソコンの基礎知識があれば誰にでも挑戦できる案件だと考えています。その分、クオリティは求められるけど、映像製作やスチール制作に興味がある人たちを引き抜いて、実力のあるチームに育てていくことを目指します。
そんな風に、ライスワークの仕事も積極的に、クリエイターの予備校の方に移植していくようになるんじゃないかなと思います。自分が中心に動いていくことが成長が早いから、今はなるべく外に出て、流れをつくって、次に繋げていくことが必要な時期だろうなと考えています。
――「クリエイターの予備校」においては、今後どのようなビジョンを思い描いていますか?
「Cup of Mercy's」の元店長もそうですし、僕の住んでいるシェアハウスの大家さんの娘さんが「留学生みらい会議」の照明を貸してくれることにもなりました。
「クリエイターの予備校」は、すごく身近にいた人と協力して始まったけれど、最近は普段ならあまり関わる機会のない一歩外の人たちと接点を持つことができるようになってきました。組織として関わりしろは増えてきたし、今後もっといろんな人とつながっていきたいですね。
そのためには、誰が動くよりも自分が動いて、仲間を連れてきて、黄さんにつなげて、メンバーに会わせることを繰り返していくことが必要だと思います。5月以降もそれを継続していきたいです。
あとは、6月に本格的に配信carをリリースするので、TikTokに興味があって挑戦してみたいと思っていたり、実際に既にやっていたり、そういったインフルエンサーを目指して頑張りたい人も募集したいですね。
先々のことを見据えると、「クリエイターの予備校」はタレント事務所的な意味を持った組織になると思うので、TikTokerやインフルエンサーが集まっているイメージがあります。発信力を高めていきたいので、一緒にやってくれる方がいてくれたら嬉しいです。
――4月の時点でよりもさらに遠くを見据えているような印象を受けます。何か意識の違いが生まれたのでしょうか?
4月から5月にかけて、どれくらい予算が必要で、どう資金調達して、どんな仕事をしていくのかばかり考えていたんです。でも、5月の終わり頃には「クリエイターの予備校」が地域にある意味や、社会に与える影響を考えるようになりましたね。
「クリエイターの予備校」があることによって、インフルエンサーやクリエイターになりたい人が一歩を踏み出せるようになればいいですね。また、キャリア事業を始め、「クリエイターの予備校」を続けていけば、雇用促進のような文脈での仕事もできるようになると思います。
いろいろな角度から人材の受け皿になり、自治体や企業からの仕事の受け皿にもなり、人材と仕事のハブになっていければいいですね。地域社会との関わりしろを増やしていけたら、自然と「三夜さん」地域に若者が出入りする機会が増えていくと思うので、ゆくゆくは地域活性化にもなると考えています。
「クリエイターの予備校」が若年層のクリエイターを基盤に地域を活性化させるモデルケースとなり、他の地域に転用していけたら……そんな面白いビジョンも思い描いています。
おわりに
むらたゆうきさんの5月の活動報告、今後の展望について執筆しました。インタビューのなかでも触れていましたが、5月は今後飛び出すための準備の時期。土台作りを中心に活動してきたため、目立った結果はありませんでしたが、6月以降、少しずつ新しい未来が芽吹いていくのではないでしょうか。来月の活動報告が聴けるのが待ち遠しいです。
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