NEC PC-9001NR13③
雑事
こんばんちわ。今日もお疲れ様です。
流石に2度の大雪は困ったものですわ~。札幌って街中だと雪を捨てる場所がない。行き場のない雪をどこに置くかというと、限界まで高く積むしかないわけで。
そして、週末の最高気温が春並みの7℃だって。
・・・さて、どうなるんでしょうねぇ。はふっ、ちょっと溜息。
FDDの修理を試みる
さて、異音がするFDD(ふろっぴぃでぃすくどらいぶ)の修理にトライ。
FDDは「磁気」を使って記録する「補助記憶装置」。
その技術は割とアナログチックで、8インチの時代から使ってきた身として、あのガコガゴガチャガチャ煩くて遅い機械は、実は割と好きだったり。
かつては、お手軽メディアとして普通のブート作業のほか、BIOSのアップデートやメモリチェッカー起動に必須だったり、DPS版Windowsのバンドル相手にされたり、500円以下で投げ売りされることが多かったのに、2011年に生産終了してからはUSBメモリ等にとって代わられたのだけど、PC88や98にとっては唯一、最小限でブート起動ができるデバイスなんで、修理部材としては逆に値上がり傾向。せっかく拾ったのだし、今のうちに直せるものなら直して使いたい。
ターゲットはNEC製FD1238T。
分解の仕方はこちらが詳しいので割愛。
早速開けてみる。
前回、シャッターが微妙にズレて劣化していたので気にはなっていたけど、全体的に「錆っぽい汚れ」があり、そしてゴムベルトが既にない。(笑)
プーリーも妙な汚れがあったので、この段階で正直半分諦め。
前回の液晶の劣化具合といい、相当過酷な所に放置されていた個体だったのでしょうなぁ。。。
とりあえずモータが動く(=異音がする)事が確認できているので、切れて絡まっておまけに劣化したゴムベルトを除去し、プーリーを無水アルコールでできるだけ掃除して、千石電商で購入していた新品のゴムベルトをセット。ヘッドの駆動シャフトも一応シリコングリス塗布。
本来なら組みなおして蓋をする前に、信号繋いで動作テストしたかったところだけど、延長ケーブルの類は持っていなかったのと、98NOTEのドライブベイ?から覗く方法はなかったので、イチバチでセットアップ。
異音はなくなり、ステータス液晶上ではFDDを認識。
別PC上のUSB-FDDでは見えて読めているディスク(元々98用のMS-DOS5.0Aが入ったもの)を入れてブートしてみるが・・・LEDは点滅するけども、ディスクを読み込んでいる雰囲気なし。
最後に、画面に「I/O ERROR」が出る状態。
ディスクをイジェクトし、別PC上のUSB-FDDで読み込んでみるが、ふつうに読めて、シャッターを開けて見ても傷もゴミも一応なかった。
こうなると、ヘッドに問題があることが考えられるけども、確認する術は現状ないので、お手上げ。
さて。。。
今後の方針として考えつく選択肢は、
FDD外付けアダプタを手に入れて修理に拘る。
→直る保証は現状どこにもない。入手も微レア。別のFDDを手に入れる。
→動く保証はどこにもない。高価だったり、数だけが増える悪寒がする。FDDエミュレーターを付ける。
あきらめる。(ぉぃ
ぐらいのものなのだけど、起動デバイスが現状FDDしかない「キューハチ」ではFDDの復活が肝。このままだと、HDDにシステムすら作れない。
駆動部の修理がたまたまどうにかなっても、読めるかどうかはわからないし、ヘッドの調整は特定な設備とかオシロスコープ等が必要で素人では難しいし、そこまで時間はかけたくはない。
余計なジャンク&ゴミパーツを家に増やしたくない実情もあり(笑)、少し確実な方法3をとる事とし、必要な情報を集めている。
ネットを漂うことが長くなりそうだ。