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高石ともやさん、ありがとうございました。

この画像はパソコンからお借りしました。
若いときの画像です。

偉大なフオークシンガー、高石ともやさんが八月十七日、82歳でお亡くなりになりました。
 彼は私の青春時代の思い出の唯一の登場人物の一人です。19歳で今は別れた主人と出会い、彼の影響で「ザ・ナターシャセブン」を知りました。
 彼たちが歌う唄が琴線に触れ、のめり込みました。たくさんの日常風景の歌詞だったり、反戦歌を得意としておりました。何かの記念として107ソングブックを発売され、私の宝物になっています。
 京都の丸山音楽堂では毎年、宵々山コンサートが行なわれ、浴衣を着て団扇ををもち、今日はどんなゲストが来てくれるのか、楽しみに歌を満喫しました。
 考えて見たら高石ともやさんの歌の原型には、世の中に対する叫びがありました。世の中の不条理を歌で表現していました。弱者を愛で包み込み、物を云えぬ弱者の代弁をしていたような気がします。

 奄美大島の田舎から右も左も解らない大都会に出て来た私に、まるで救い主のようなともやさんの歌声が心に染みました。

 私の性格は凝り性という一面があります。若いことも相まって高石ともやさん一途になりました。俗にいう追っかけを始めたのです。後にも先にも高石ともやさんだけです。
 一番印象的なコンサート、岐阜県恵那川の中津川で行われたコンサート、先に亡くなった笠木透さんもでておられました。笠木さんが作られた歌も詩が心をささるものばかりです。

 たくさんの思い出が次から次へと浮かびあがります。

 高石ともやさん、私の青春のページを彩って頂きありがとうございます。
どうぞ先に行かれた仲間と天国でセッションしてくださいね。
 ご冥福を心よりお祈りもうしあげます。


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