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動作分析の傾向をセルフチェック!これで明日のリハビリの幅が広がる
こんにちは。ReHubの林健二です。
動作分析における自分の傾向について把握されていますか?
理学療法士、作業療法士限らず、基本的には皆独自の傾向があります。
それを省みることで、これまで見えてなかった視点を治療にプラスすることができるのではないでしょうか?
実際に私は、そこで多くの気づきを得ることができましたので、今回ご紹介することとしました。
なぜ動作分析の傾向を知ることが重要か?
私は、学生時代から臨床1年目の頃、バリバリのバイオメカニクス大好きっ子でした。動きと関節や筋の弱化など因果関係が明確なように思えたからだと思います。
しかし、大腿骨頸部骨折をされた患者さんを担当した際、患側の支持性低下や可動域制限、術部周辺の疼痛などにアプローチしていましたが、ふと、
「いや、健側で立てるでしょ!?なんで立てないの?」
と思いました。(当時の私の技術的問題はさておきw)
列挙された問題点を振り返ると辻褄が合っているように見えたのですが、それはどうやら教科書的なバイオメカニクスから疾患を照らし合わせて、問題を足し算・引き算しただけだったのです。
今思えば、かなりバイオメカニクスに思考を偏らせていました。
学生の頃、歩行や立ち上がり動作に関して、「もっと患者さんのことを見てあげて」と言われたのをよく覚えています。当時は「めっちゃ頑張って見ているのに、どういうことだろう?」と悩んだものですが、その答えがようやく分かった瞬間でした。
あの時の患者さんに謝りたい。
このように、どんなに正論っぽい考察をしていたとしても、自身の傾向を振り返ることで、足りない要素に気づくことができます。
今回はその傾向を知るためのチェックポイントを挙げます。
この記事で、過去や今の自分を振り返るお手伝いをさせて頂ければ幸いです。
やってみよう♪動作分析傾向セルフチェック!!
☑動作分析が好きだ、自身がある
ロ動作分析に対して苦手意識がある
ロ息をするように動作分析している
☑バイオメカ二クス好き
☑神経学好き
☑生態心理学好き
ロ人間発達学好き
☑患者の動作はなるべく動画に残す
☑必ず触って確かめる
☑一緒に動いて確認する、真似をする
☑徒手的介入によって観察・分析内容を検証する
☑環境変化によって観察・分析内容を検証する
☑基本動作とその他ADL動作の繋がりを検証する
☑患者の主観を確認する
☑目の前で動いてもらう、もしくは動画によって同僚と現象を共有できる
☑周囲の人と気軽にディスカッションできる
☑たいていは自分の中だけで解決できる
☑自分が触った後は悪くなっている可能性を考慮する。
☑介助下での動きは自分の介助が与えた反応と意図していなかった反応を検証している
いかがでしたでしょうか?
少し中途半端な19項目ですが、広島出身で「19」が好きということでどうかご勘弁を。
もちろんこの項目に意味はありますが、エビデンス等はございません。
ちなみに、上記チェックリストの☑は、私自身の傾向です。発達学はちょっと苦手意識があります。以前ほどバイオメカニクスに凝っていないので、神経・生態心理学と並ぶくらいか、ちょっと意識的に下げているかといった感じです。絶対に毎回全てを行っているというよりは、日常的に治療の中で、意識しているかどうかという程度で良いと思います。
上から、メンタリティ、重視しやすい領域と見落としやすい領域の視点、インプットの種類、アウトプットの種類、確証バイアスに対する抵抗力、といった感じで項目を分けてみました。
動作分析で重要なのは、現象をありのままに捉え、障害像を紐解くことですが、間違いに気づいて自己修正できることも非常に重要なことですよね。
ブレーキが壊れた車には乗りたくないですもんね♪
このチェックリストで、もしご自身の傾向に偏りがあった場合は、ぜひチェックが付かなかった項目の視点も明日から取り入れてはいかがでしょうか?
いままで見えなかったものが見えてくるかもしれません。
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