2020年4月に人生が好転した話
今日は、2020年4月現在の私の心境を書きたいと思います。
現在の私は
60歳まであと10年もないと気づいた時、やりたいことをやろうと決めて、慣れ親しんだ地元を離れ、東京都内へ、一念発起して引っ越してきたばかりです。
「よし!東京で、もう一度やりたいことをじっくりやりながら、自分の人生を積み上げていこう」と今までやってきたことも全て手放し、何ならプライドみたいなものも全部捨てるくらいの覚悟で新生活を始めたのでした。
それが2019年の年末の出来事です。
それからは皆さんも知っている通り、あっという間に、世界が激変。
世の中が”ネガティブ”色に染まっていきました。
不謹慎かもしれませんが
世の中がネガティブ情報でいっぱいの中、実を言うと私は、ネガティブな感情はなく、と言うかむしろ、不謹慎ですが、
”今からどんな風に社会が変化いていくのか”
と言う、ワクワク感の方を感じています。
私は今から新しい人生を構築していこうという準備期間。
ですが、若干の焦りや不安を感じないかと言うと、そんなことはありません。
なんだか、私だけが歩みを止めている感が少なからずありました。
しかし、図らずとも世の中全体の歩みが強制的にストップしたのです。
「全員が一斉にスタートラインに立った。」
私にはそんな景色に見えました。
今まで、実績を積み上げてきた人も、マイナスだった人も、今までの常識が通用しなくなるかもしれない今、すべての人が、生まれたての新生児と同じ様に感じたのでした。
外出自粛の中で見つけた安堵の日々
世の中の動きが止まった中で、毎日家で、時間をたっぷり自分のためだけに罪悪感なく使えています。
ゆっくり湯船につかる。
時間をかけて自分のために料理を作る。
欲しい服をネットサーフィンしながら見つける。
やってみたかった勉強や趣味のサイトをあれこれ見てみる。
メイクをじっくりやる。
以前も時間はあったのに、自分に時間を使っている間に世の中が動いていることで、気持ちが焦っていたんだと思います。
「早く生産性があることやらなきゃ」
いつもそんな気持ちに追い立てまくられていたんだってことが今になったら良くわかります。
いつも朝目覚めると不安な気持ちでいっぱいでした。
「今日は私は何ができるんだろう」
「経済に結び付く活動はできるのかな?」
その時は何に対しての不安な気持ちかはわからなかったけど、今思うと
「経済的な事に関しての不安」だったこともわかりました。
「負けられない」
「人より優れていたい」
何と比べていたんだろう??
世の中全てが止まってしまった様に見える今、私の中の戦いが終わりました。
無駄なことしかない世界
毎日、起きて、誰に見せるわけでもない自分のためだけのメイクして、髪の毛を巻いて、自分だけのために食べたい食事をつくる。
書きたい文章を時間が許す限り書いて、喋りたいことは動画に撮ってアップしてみる。
「しなければならない世界」とは対極の世界。
生産性なんて1ミリもない無駄な時間が過ぎていくけど、心は毎日豊かさで溢れています。
何もないけど毎日がhappy♡
それは、予期せぬ出来事で、比較対象なものと必然的に遮断されたり、強制的に活動を止められたおかげであることは間違いありません。
世の中が止まったおかげで、生産性のない私の日常に対する罪悪感を抱えなくて良くなったのです。
世の中のせい
一見するとネガティブなワードのように聞こえるけど、私は世の中のせいでたくさんの言い訳ができています。
社会のせいで活動できなくなった。
今までのように仕事ができない。
誰も何も言えない大義名分を手に入れました。
人は、誰かのせいにすると楽になることを本当は知っています。
でも、できない私のような人間に限って人のせいにはできません。
そうすることで、できない私が露呈して、できない私と向き合うことを避けたいからです。
今までのやり方、仕事の仕方ではうまくいかないとわかりながらも、ダサいプライドと意味のない罪悪感でスタイルを変えることができなかった私は、天変地異の出来事を言い訳にすることで安息の地を手に入れることができたのです。
自分の気持ちに正直に生きることが、世の中のおかげでできるようになりました。
どんなことが起こるかわからないのが人生。
『一寸先はパラダイス』
そんな人生観で無駄なことだらけの人生を楽しんでいこうと「今」思っています。