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関節鏡下腱板修復術後の機能的転帰予測因子の比較 Modified Frailty Index, Clinical Frailty Scale, Charlson Comorbidity Index.
関節鏡下腱板修復術を受けた患者さんでは、Modified Frailty Index (MFI)は術後機能予後の予測因子である、という論文です。 対象は関節鏡下腱板修復術を受けた患者さん340人で、MFI、Clinical Frailty Scale (CFS)、Charlson Comorbidity Index (CCI)を測定し、術前および術後3か月、6か月、12か月、24か月の肩関節機能評価スコア(OSS、CSS、UCLA)、痛み(VAS)との関連性を調査しています
ふくらはぎ周囲径の減少は,肺リハビリテーションプログラムに参加した慢性閉塞性肺疾患患者におけるQOL(生活の質)の悪化,疾患の重症度,増悪の頻発,および死亡の独立した予測因子である.歴史的コホート研究
外来のCOPD患者さんでは、下腿周囲長(CC)が低下していると予後不良リスクが高い、という論文です。COPD患者さんでは、下腿周囲長(CC)が低下していると予後不良リスクが高い、という論文です。 対象は外来で呼吸リハビリテーションを行っているCOPD患者さん144人で、CC低下は男性≦34㎝、女性≦33㎝として、2年間の追跡期間中の転帰との関連性を調査しています。 結果として、12.5%の患者さんが追跡期間中に死亡していました。 CC低下群は正常群と比較して、重症度が高い(
コミュニティレベルのソーシャルキャピタルと高齢者のフレイル発症との関連性:日本老年学的評価調査(JAGES)によるマルチレベルの縦断的研究
地域在住高齢者では、社会参加が多いとフレイル発症リスクが低い、という論文です。 対象はベースライン時にrobustの日本の地域在住高齢者21,940人で、フレイルは基本チェックリストで評価。 3年間の追跡期間中のソーシャルキャピタルとフレイル発症との関連性を調査しています。 結果として、追跡期間中に2.8%がフレイルを発症しました。 ソーシャルキャピタルの要素のうち、市民参加はフレイル発症と逆相関していたそうです(OR=0.94)。 やはり、フレイル予防には社会参加が大切