⚪︎⚪︎筋が低下するとこける?転倒予防に役立つ知識
年齢を重ねると筋力が落ちてきますよね。特に足の筋肉が衰えると、歩くのがつらくなったり、転びやすくなったりするんです。例えば、階段を上るのがしんどいとか、つまずいて転びそうになった経験、ありませんか?
この研究では、足首の筋肉(足関節底屈筋力)と太ももの筋肉(大腿四頭筋筋力)がどれだけバランスや動きに影響するのかを文献を用いてわかりやすく説明しますね。
対象
佐賀県の健康な高齢者74人(平均年齢68歳)が協力してくれました。男性32人、女性42人で、みんな普通に日常生活を送っている方々です。
例えば、身長は平均158cm、体重は58kgくらい。つまり「よくいるおじいちゃん、おばあちゃん」がモデルです。この方たちにいくつかの運動テストをお願いしました。
テスト内容
次のような動きを測定しました。どれも日常生活に直結する動作ばかりです。
1. 歩行速度:シートの上を速く歩いてもらい、1秒間に何cm進めるかを測りました(平均165cm/秒)。
2. 障害物歩行:高さ20cmの障害物を超えながら10m歩く時間(平均7秒)。
3. 片脚立ち時間:片足でどれくらいバランスを取れるか(平均73秒)。
4. 椅子立ち上がり:30秒間で何回立ち上がれるか(平均24回)。
5. TUGテスト:椅子に座った状態から立ち上がり、3m先まで歩いて戻るまでの時間(平均5秒)。
結果
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