新人の期間にやるべきこと
作業療法士のかずさんです!
新人さんは、1週間経過しましたがどうでしょうか?
そろそろ先輩と一緒に臨床見学…なんて人もいるかもしれませんね!
本日は新人の時期にやっておいた方が良いことを3つお伝えします!
※ちょっと偏ります笑
① 書類業務
学生時代に実習先で『あのバイザー忙しそう…』と感じたことはありませんか?医療職種は患者様に対して、リハや看護ケア“だけ”をしているわけではありません。その間、もしくは終了後に書類業務があります。
ー「書類業務なんてめんどくさい」っていうスタッフを何人も見て来ましたが、正直そういうスタッフはまじで迷惑です。もちろん書類業務のマニュアルなんかがあるのは前提ですが、ここをしっかりやらないスタッフは信頼されません。
リハが介入するにあたって総合実施計画書は必須です。その項目の中に“目標”があります。あるあるなのが『介助量の軽減』です。これは目標でもなんでもありません。だって誰にでも当てはまりますから。
目標は人それぞれで変わります。例えば大腿骨頚部骨折をした患者様がいたとして、『骨折しなかったら旅行に行ってたのに』という方がいたとします。患者様の多くは「もう旅行は無理かな」と考えます。いわばそこが患者様によっての"理想"の1つになるわけです。
その理想に対して何ができるか?何を達成すべきかを考えるのが"目標設定"ではないでしょうか?と考えると、書類作成もしっかりやるべきです!
② 触診の練習
これは私の新人時代に行っていたことです。昼休みの15分を使って、同期に協力してもらい、練習してました。我々セラピストは患者様に触れていく仕事です。という事は触診が出来なければ、仕事になりません。
何を触診しているかも大事ですが、私が一番意識していたのは『触れ方』です。同じ筋を触っていても、その触れ方や圧のかけ方などは練習⇔実践を繰り返さないと身に付きません。これが『あの先輩と同じことやってるのに…』という現象の要因かもしれません。
ーいきなり先輩の身体をかりるのは勇気がいるでしょう。だからこそ、同期の存在は大きいのです。しかし、いくら学生時代に優秀だったからと言って、現場では1年目です。患者介入が始まったら、先輩と一緒に練習するほうが何倍も効率があがりますし、成長します。
③ 脳画像をみる
…すいません。これは私の個人的な見解です(笑)
なぜなら、私が一番後悔してい事だからです。学生時代から脳画像が苦手で、臨床に入ってからもずっと苦手でした。今となっては脳画像セミナーを開いていますが、ポンコツ時代が5年以上もあります。
↓ 私についての紹介です。
…さて、私のnoteをみてくださっているあなたは、脳卒中班に配属されている方だと思います。これは宣伝でもなく、真面目な話です。
脳画像をみれないと終わります
「そんな大袈裟な…」と思うかもしれませんが、これはマジです。
なぜなら、私がそれで後悔しているからです。
学生時代は"視床=感覚障害"や"脳卒中=運動麻痺"と考えていました。今考えたらなんてアホなんだろう…と過去の自分を殴りたいです。
運動麻痺といっても、原因やどこの問題で起きているのか?など要因は様々です。そこを考える1つの指標が"脳画像"です。
…まぁ普通に考えたら脳卒中の原因は"脳"にあるので、脳画像はスタンダードの評価として考えなくてはいけません。
私は当初、脳画像をみている"フリ"をしてました。たぶん『分かりません』と素直に言えなかったのだと思います。私の場合は変なプライドだったのですが、大体の人は「分からないって言ったら怒られる」となっているのではないでしょうか?
最初から100%分かる人なんて存在しません。私は今年で9年目ですが、分からないことだらけです!!たかが9年で全てが分かったら、今ごろ万能薬が作られていてもおかしくありません。
だから分からなくて全然いいんです!それで怒る人がいたら、仲間として一緒に頑張っていく気がないのかな…って私は思います。
ー少し話は戻りますが、私は脳画像(+脳機能)の勉強をしていなかった事によって、患者様からの質問に答える事が出来ませんでした。もちろん医師以外は患者様に伝えられる事が限られます。『治る』なんて言えませんし、脳画像を見せながら、状態の説明もできません。
しかし我々も脳画像をみて、どんな状態なのか?それによってどんなリハビリテーションを展開すべきか?を考えなければいけません。
ーなぜその練習をやっているのか?
ここを患者様が納得する形で答えていく必要があります。
それによってリハ効果も何倍にもなると思います。
だからこそ、脳画像を今のうちに勉強しましょう!
ーさて、今回は新人さんがこの時期からやった方が良い事を3つ紹介しました!もちろんこれ以外にもたくさんあります!
人によっては苦手な業務もあるでしょう。しかしだからと言って適当にしていいわけではありません。この時期が一番時間をかけて業務を知る事ができます。
目の前の業務がなぜ行われているのか?ここを考えながら仕事をしてみてください!
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