リハビリにおけるコーチングとは?
今回は、作業療法士である私がなぜ、『コーチング』を学ぼうと考えたかを記事にしたいと思います。
まだまだ駆け出しなので、何か間違いがあればご指摘をお願いします。
1.そもそもコーチングとは?
コーチングは、日本語で『馬車』を意味しています。
馬車が人を目的地に運ぶ事から、『目標に導く人』と意味付けられるようになりました。
現在では、多くの企業・組織・スポーツ界などが人材・組織開発、リーダー育成のために、コーチングを導入しています。
2.コーチングはどんな効果があるのか?
結果から言うと、
・新しい気づきをもたらす
・視点を増やす
・考え方や行動の選択肢を増やす
・目標達成に必要な行動を促進する
と言えます。さらに先導したり強制するのではなく、『問いかけて聞く』という対話を繰り返し、相手の行動や選択肢を広げる事が重要だと言えます。
3.リハビリにおけるコーチングとは?
リハビリテーションは『社会復帰』という意味を持ちます。
患者様は怪我や病気によって、それぞれの『人生設計』が崩れてしまいます。
多くの患者様は、一度外れた人生に対して『こんな事になっちゃたから・・・』と諦めてしまいます。
そこで、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の出番です❗️
リハビリテーションの目的は『患者様に未来を見せること』だと、私は考えています。
患者様には人生を諦めてほしくない。リハビリ=運動のイメージが強いと思うので、ちょっと精神的な考え方になります。
作業療法業界でこんな言葉があります。
『こころが動けば、身体も動く』
ただ、目的もなく繰り返される起立・歩行訓練・・・
そこに意味を持たせているセラピストが、どれだけいるのか・・・?
だからこそ、私は患者様と徹底的に話します。
「どうやったら生活を取り戻せるのか?」
「新しいことにチャレンジできるのか?」
そのために、コーチングスキルを学んでいます。
4.最後に
実際、コーチングスキルを使ってリハビリテーションを展開しているセラピストは少ないと思います。
ですが、私はむしろ必須のスキルだと思っているので、今後も勉強し続けます。
またの機会に、私が患者様にコーチングを使った時のことを記事にしたいと思います。
本日もありがとうございました。
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