塩加減🧂
池袋「cafe &bar 木星劇場」🪐
『塩加減』🎭
大手菓子メーカーコロミンは事業拡大を目指し、老舗せんべいメーカー松野米菓の買収を決定。
松野米菓製品に対する消費者アンケートを実施すると、松野米菓の大ヒット商品である「ハッピーパリポ」をしょっぱいと感じるという声が目立つ🔍
味の配合を変えようとするコロミンの代表取締役の別府。
新人秘書の早川と共に、松野米菓との味の変更をめぐる話し合いに臨む🔥
一方松野米菓の代表取締役の松野は、ハッピーパリポの味の変更を断固として拒否している🙅♂️
伝統の味を守るため、コロミンとの話し合いに奔走する総務課の三原💨
三原が社長室を訪れると、そこには松野の中学生の息子がいた…。
コメディ系だけれど深いお話🥳
劇中に出てくるハッピーパリポ🍘
役者さんがポリポリ食べていたのは、魔法の粉がかかっている「ハッピーターン」だ❤️🔥
伝統を守る、というのは素敵だ🙂
一見、事業拡大のため買収した上に伝統のお菓子の味を変えようとする別府が酷い人のように思われそうだが、そうとも言えない🤔
「原材料の高騰で普段食べているお菓子の値段が上がったら消費者はどう思う?おそらく不満だよね?しょっぱいという意見をもとに、原材料の配合比率を少しだけ変えて値段は同じまま。それがそんなに悪いこと⁈」
伝統を守りながらも保守的ではないお菓子の代表例として、八ツ橋がある🙂
330年以上の歴史をもつ八ツ橋✨2011年に八ツ橋の新しい食べ方を提案するブランドとして、八ツ橋とシナモンの専門店「nikiniki」が誕生した🐣
京都のお土産として定番の八ツ橋や生八ツ橋の色や形を変えて、消費者に楽しんでもらえるように数々の商品を作っている🎨
nikinikiで使用している八ツ橋や生八ツ橋は全て聖護院八ツ橋総本店と同じもの🫶
米粉、砂糖、ニッキを使うという八ツ橋の定義は守り、ニッキに馴染みのない人を呼び込むためにニッキを抜くということはしない🌋
現状維持…⚖️お菓子に限らずこれだけ変化の激しい時代に、変化を拒めば淘汰されてしまうかもしれない🥲
かといって、やみくもに変化ばかりしても伝統は守れない🥀
会社という組織も同じかもしれない🌀
守りたいものがあるならば、変わる勇気も必要だが、そのバランスは非常に難しい💦
別府の経営者としての苦悩が描かれていたり、性格の全然違う早川と三原が、高校時代の同級生という設定も良かった🙌
お菓子、会社、人間関係…「塩加減」というセンスの光るタイトル通りの作品だった💎
劇場をあとにし、コンビニで伝統米菓「ハッピーターン」を買った。
魔法の粉が脳天を突き抜けた💘