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ロストケア (老人介護の社会問題について)

AMAZONのプライムビデオで面白そうな映画があったので視聴したけど、いろいろと考えさせられる内容だった。社会問題の老人介護を対象とした内容だった。

https://lost-care.com/

松山ケンイチが主演でとても良い演技をされていたが、印象的だったのが「介護問題には穴がある」というセリフと「家族という呪縛」というセリフだ。

これらにについては、私は次のように考える。

介護問題の穴

親の面倒は子供が見て当たり前という日本の風潮。
だから、自分の親の介護をいくらしても報酬はもらえない。
他人の親の介護をすると報酬がもらえる。仕事だから報酬があるのは当たり前。

同じ介護なのに、他人の親なら報酬がもらえて、自分の親なら報酬がもらえない。自分の親の介護はただ働きを強制される。さら自分の親の介護だと様々なことでお金を徴収される。

だから、自分の親の介護をすればするほど、生活が苦しくなり、人生が苦しくなる

これこそが介護問題の穴だと思う。

家族という呪縛

今の日本の社会では、他人の親の介護をすると報酬があるが、自分の親の介護をするとある種、罰金が科される

だからこの社会では本来親の介護は子供が見てはいけないのだと思う。
少なくてもこの映画を見て、家族という呪縛で子供を苦しめ追い詰める社会は正しくはないと感じた。
(なぜか自民党は、憲法改正案でも「家族」を強調し呪縛を強めようとしているので、何がしたいのか全く理解はできないが。)

最後に

介護問題の穴と、家族という呪縛を解決する為に、絶対に向き合わないといけない「死」について真剣に考える必要があると感じた。

人は必ず死ぬ。死から逃れられないこの世界で介護を含めどうあるべきなのかを真剣に議論する時期が来ていると感じた。

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