猫背の王子/中山可穂
読了
・「猫背の王子」中山可穂
読み途中
・「ミトンとふびん」よしもとばなな
・「赤毛のアンで英語づけ」
・「白い薔薇の縁にて」中山可穂
・「子どもを伸ばすアドラーの言葉 子育ての勇気」岸見一郎(オーディブル
読み始め
・「天使の骨」中山可穂
自分とセックスをする夢をみて目が覚めた。という、一行目はじまるところからセックス。すごい描写。たびたび女性同士のセックスの描写がでてくるんだけど、なんか、えがかれているセックスはこの世のものじゃないくらい楽しそう。セックスってそういうものなんですか!? セックスのなんたるかが本気でわからなくなる。後に出た本ではセックス描写は減っていくけど、それでも「感情教育」「マラケシュ心中」のようにすごいんだから、これから先の作品もとてもとても楽しみ…。遅筆の作家さんみたいだけど、少しでもいっぱい本を出して欲しい〜。エッセイにこれからはエロスよりタナトス側に傾いた文章を書いていくだろうって書いてあって、こんなに生々しく生き生きしたエロスをえがかれる方のタナトスってどういうのだろうと思って、もうものすごく楽しみです。
主人公の魔性の人間っぷりってここがやっぱり原点なんだなって思うくらい、主人公が痛々しくて放って置けなくて魔性。魔性って痛々しさが要素に入っているんだなって初めて気付いたかもしれない。三部作だから続きがあると思いながら読めてハッピーでした。主人公の視点でしかえがかれないので、本当はみんなどう思ってるのか正解がない。この時〇〇はこう感じたのかな、こう思ったのかな、っていつまででも想像して味わえる味のなくならないガム。
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