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虐待に耐え死なないで済んだ理由その3は想像の世界に遊ぶ事で本がその指南役だった

ダントツで救いは本だった

幼い頃から本を読むのは好きだった
特に好きなのはファンタジー小説
童話や昔話
冒険小説
推理物やミステリー
現実から離れているほど心惹かれた

継母に小突き回されてあちこち痛くても
胃が痛むほどお腹が空いても
学校でいじめられて傷ついても
本を読んでいる間は全てを忘れる事が出来た

幸い家の本棚には本が沢山あった
児童書も
父が定期的に買って来てくれた

特に好きだったのは
小公女や秘密の花園や足長おじさん
赤毛のアンなど
不幸な生い立ちの少女が
幸せになっていく話
私にもあしながおじさんが
いつか現れて欲しいと願っていた

辛い夜は
自分が小説の主人公になったつもりで
あしながおじさんが来たらまず何と挨拶しようかとか
あれこれ考えながら眠りについたりもした

誰にも何も教わらなくても
読み進めるうちに不思議と漢字の読み方も身についてくる
国語は何も勉強しなくても常に好成績
これも自信に繋がって
支えになっていたと思う

そして少し成長してからは
様々な疑問や生き方についての情報を
本を読む事で得たものだ

本当に本がなければ今の自分はなかった


ありがとう

今も読書は大好きだが
夜を徹して読みたくなり
生活に支障が出てしまうため
最近は控えめにしているのだ


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