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【アニメ感想】『ダークギャザリング』オカルト大好き層に向けた随所に感じるこだわり。「おわかりいただけただろうか?」


【はじめに】

 記事に目を留めて頂きありがとうございます。今回は2023夏アニメ『ダークギャザリング』全25話を見た感想になります。

マンガやアニメに感想を書くに当たっての私の考え方などをこちらにまとめていますので一読頂けると嬉しいです。

【こんなおはなし】

 文章書くのが下手くそなので、あらすじはアニメ公式サイトからの引用をどうぞ。

アニメ公式サイトより引用

【感想】

◆かなり骨太なオカルトホラーです。

 ヒロインが可愛い小学生という事で、びっくり系のちょい怖お化けアニメ的な感覚で見始めると、そのギャップに驚くことになるので注意です。

 オカルトホラーアニメとしてしっかり作り込まれていて、要所要所にかなりグロテスクな描写もあります。コアなオカルト好きでも満足できるかなって感じと思います。

 ゆえに、小さいお子様にはちょっと刺激が強いかもしれません。ちなみに私は大好きで見ていたんですが、妻にはひとりで見てと言われましたw

アニメ公式サイトより引用

◆主要キャラはもちろん使役してる怨霊にもドラマがある。

 人間(怨霊)ドラマとしてもしっかり芯のある作品で、一人ひとりにちゃんと物語があります。

 作品の大筋は巨悪の悪霊に母を殺された夜宵が、心霊スポットで強い霊を倒し、使役しながら力を蓄え、復讐を遂げるべく悪に向かっていくといったストーリーで

 ヒロインの夜宵が怨霊に向かっていく理由と、小学生の自分がどうやって強くなるかの目的意識がしっかり作中のドラマとして描かれているので、作品に説得力があります。

 また、怨霊にも如何にしてそうなってしまったかといった部分が、恐ろしく、そして悲しく描かれていて、その生い立ちを受け、その霊に夜宵がどう関わりを持っていくかといった部分も作品の見所の一つと感じました。

アニメ公式サイトより引用

◆もう一人のヒロインの怪しい魅力にゾワゾワする。

 ダークギャザリングには、小学生ヒロインの夜宵のほか、大学生ヒロインの詠子という女性が登場します。

 詠子は主人公の幼馴染といった設定で、作中では美人で明るいコミュ力おばけ、誰からも好かれる陽キャとして描かれて、霊と戦う時も積極的に関わってくれる頼もしいヒロインではあるんですけど

 主人公(螢多朗)への愛が尋常じゃないw

 そうなった経緯や、それゆえの行動はネタバレになるので言いませんが、とにかくそこについてだけ異常なまでのヤンデレを発揮していて、もはや怖いですw

 また、オカルトやホラーに対しても異常なほどに執着しており、恐怖の向こう側を求め、その為には自身の危険も問わないといった姿勢を見せることもあります。

 総じて、夜宵に勝るとも劣らない可愛く危ういヒロインとしてとても魅力的です。

 ↓ 螢多朗に寄り添い怪しく微笑むシーン

アニメ公式サイトより引用

◆次回予告のこだわりに熱意を感じる。

 正直なところ、この作品を見て一番『やるなぁ。。こりゃこだわってるわ。。。』って思った部分が次回予告でした。

なんと、『ほんとにあった!呪いのビデオ』でナレーションをされている中村義洋さんが次回予告をしているんです。

 名前は知らなくとも『おわかりいただけただろうか?』などのフレーズを聞けば、『あぁぁ!。。。あの人ね!』ってなる方もいるはず。

 オカルトホラーが好きでこの作品を見ている方ほど、このこだわりが如何に芯を食っているか伝わると思います。

【さいごに】

 娘がまだ物心ついたばかりぐらいの頃、『地獄少女』というアニメを娘と見ていて、妻に怒られた事があります(そりゃそうだw)

 アニメには色々なジャンルがあるので、個人の趣味や嗜好によっては受け入れ難いものもあるはず。

 この作品も中々グロな描写もあって万人向けでは無いとは思うのですが、コア層のターゲット目掛けてこだわりを捨てずしっかり作ってるよなって感じの挑戦精神は感じ取れました。

 私は雑食なので何でも見るんですけど、ジャンルに関わらず独特の雰囲気を持った作品は大好物です(続くかどうかは別としてまず見ちゃう。)

 こだわりを持った作品が生き残れるアニメ業界であって欲しいなと思うアニメ好きのおじさんでした。

 


 

 

 

 


 

 

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