If...-bluetones 和訳

仮定法は私の特効薬なんだ!!!

人間って仮定することで生きてきましたよね
これがこうだったら?これをこうしたらどうなる?…そんな単純な疑問が人類をここまで連れてきたといってもいい。仮定とは、人の創造性だ。
私の日々の妄想も創造です。現実の場所、人をつかって現実に無いものを造る。どうにもこうにもいかない現実にif…?と投げ掛けてみるとあら不思議、気になるあの人が話しかけてきたり(アタマの中)、成績が爆上がりしたり(アタマの中)。そういう逃げ道という意味での「特効薬」、たぶんこれがないと人間は人間でないし、人間であれたとしてもほとんど病むだろう。私は仮定法が好きだ。


それはともかく、ロマンチックな曲です。一回聴くと3日ぐらいちょっとヒロイン気分になれたりする曲です。





9月になる前に 忘れてしまったとしても
僕がまだ引き摺っていることは覚えていてほしい
だけど僕は泣かないよ 泣かない

君が他とは違っていようとしているとき
君は本当の君とはちょっと違っている
僕もそうあろうとして、ただ倒れ、倒れる
君が欲しいっていうより君がいないとやっていけないんだ
欲しいのはそう、それは勿論で
だから僕は、僕はこんなんなんだと思う


こんなバカみたいな歌を君に歌うために
僕ができたのはこれっぽちのことだ
歌詞とリズムを考えるためにこれまでの人生の大半を使った

若返ることなんてないのに
君は信じようとしないから
だからショーでお披露目するよ

たまに一服して、飲んで、ふと考えこむ
君が落ちたとしたら僕はどうするんだろう?
君は顔をしかめる 僕はそれを丸くする 丸く
そうして君が他とは違っていようとして、
そんな時君は本当に特別だ 僕もそうあろうとして、転んで

それで今での君の空想は忘れられて、赦された
世界は救われた、勇敢に生きろ


こんなどうしようもない歌を君に歌うために
僕ができたのはこれっぽちのことだ
歌詞とリズムを考えるのにバカみたいに時間がかかった

若返ることなんてない
だけど君は信じない
僕が日陰に生きているから

僕の本当の顔は見せたことはないけれど
僕はいつも居るべき場所にいた



特徴的なリズムで、韻もここちよくて。そら歌詞とリズムを考えるのに時間かかりますわな。帰り道とかに聴くとなんかえらいふわふわして景色がきれいに見える。エモいドラマのエンディングの挿入歌って感じがするんだよね~ 

最後の「僕の本当の顔は見せたことはないけれど 僕はいつも居るべき場所にいた」って凄い。静かな諦念。
見せたくないところなんて見せなくていいし、他と違っている必要もない。若くいる必要もないし、何もいつも現実と向き合う必要もない。空想しろ。デイドリーマーでいろ。でもそんな言葉は相手には届かず、彼女は生き急ぐ。そんな彼女に、人生の大半を賭けて、バカみたいな歌で、二人で幸せになるために。

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