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研究者に飲み会は必要か?|下戸のコミュ障が考える

答え

結論から言うと、「飲み会を嫌がらない対人スキルは有益」です。

さらに厳密に言うと、

研究者に飲み会は必要ではありませんが、
研究者として成功している人は、飲み会を嫌がらない社会性を持っています。

つまり、私は学会で活躍できない人間です。

飲み会の意義

私は下戸であり、人前に出ることも苦手なので、気心の知れた人以外との食事会や飲み会の類いは好きではありません。

しかし、研究会や学会の後には懇親会の席が設けられるのが一般的。
歓送迎会や忘年会、新年会が設定されることもしばしば。

そこは同好の士に現状を知らせ、自分を知らない人・自分が知らない人に挨拶するための場です。
駆け出し研究者にとっては、その世界の重鎮にアピールする絶好の機会でもあります。

重要なのは分かっていますが、それでも苦手なのです。

社会性の大切さ

傍観者的に学会を見ていると、成功する人は専門分野でのスキルとともに、勉強会や懇親会へ積極的に参加する社会性を持っている気がします。

“人と関わるのが好き”という社交性ではなく、何かをするために時間と労力を割くことができて、苦にならずに自分のキャパシティの帳尻合わせができる人、という柔軟性に近いかもしれません。

他を拒絶する孤高の変人だけれども圧倒的な天才、という人もいるのかもしれません。
しかし私の知る範囲では、アカデミックポジションを得たり、学会に新たな潮流をもたらしたりする人は、高い社交性を持っています。

自己プロデュースするクリエイターと一緒で、現代の研究者には自己アピールする積極性と社交性が求められるのでしょう。

社交的に見えても、内心ストレスを抱えている人もいると思います。
それでも、大変に思うなりにどうにか「こなしていける人」は、心が強いと言えるのではないでしょうか。

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