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わたしの話 過去のぼやき

ときどき、
過去のあのシーン、今思い出しても納得いかないな
ということありませんか?

わたし、子ども時代に山ほど遭遇しています

今日は、過去のぼやきのひとつを綴っていこうと思います

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◇病み上がりの中学生のわたし

今日ぽんと思い出した「納得のいかない」出来事は、
病み上がりの日の体育で起こりました

木枯らしが吹くような季節、
体育はマラソン
わたしはジャージの上を着ていました

病み上がりで久しぶりの登校
無理をせずにゆっくり身体を起こしていこうと決めていました

体育教師は、授業が始まる前にこう言いました
「全員半袖半ズボンでマラソンしなさい」

クラスメイトたちは素直に従い、ジャージの上を着ているのはわたしだけの状況になりました

当然、先生は名指しでわたしを注意します

「病み上がりなので、上着を着て授業を参加したいです」
なぜジャージの上を着ているか、わかりやすく丁寧に、反抗心も見せず伝えました

すると先生はこう返してきたのです

「関係ない、動けば暖かくなる、脱ぎなさい」

そうきたか、と
ここでわたしは断固拒否する態勢に入ります

授業の冒頭10分くらいかな?
同じやり取りをしました
「脱ぎなさい」「病み上がりなので着ていたい」「脱ぎなさい」「病み上がりなので、、、」

クラスメイトたちはめんどくさいことをしているなと思ったことでしょう
マラソンの時間が少なくなって嬉しくなったことでしょう

そのやり取りをしている中、ベンチコートを着てあったかそうにしている教師に対して、怒りが湧きはじめます

「では、先生も半袖半ズボンで授業をしてください」

この言葉を聞いて先生は折れ、
しかし、放課後呼び出しという流れになりました

ーーー

◇放課後呼び出された中学生のわたし

放課後、部活のために体育館前にいたわたしのところへ、先生がきました

先生は、なぜ「脱ぎなさい」と伝えたか、について懇切丁寧に説明しはじめました

生徒ひとりにジャージ着用を許可すると、着たい人を許容しなくてはならなくなる
そんな理由だったと思います

また、「先生も脱いでください」というわたしの言葉に対して、
「生徒と先生は同じではない」と言われました

「同じではない」当たり前だろ
でも、同じ人間だろ、病み上がりの人に対する思いやり、どこいった?
とさらに納得しない中学生のわたし

大人って、こんなに言い訳を並べるんだ、と思った瞬間、
急に冷めてしまって、「はい、すみませんでした」と謝りました

ーーー

◇大人に対して期待しなくなった中学生のわたし

どうでもよくなりました
ああ、大人ってこうなんだ、と中学生らしい、思春期らしい、大人に対する不信感を持ちました

大人になった今でも、納得していません
自分の意見だけを押し付け、相手のことを慮ることのない人

尊敬に値しないな、と

わたしの中で尊敬できる人は、背中で語る人、なんですよね
自分で手本も見せないで、寒空の下生徒たちには半袖半ズボンにさせて、
自分はベンチコートを着てぬくぬくしている

説得力ないじゃないですか

ああはなるまいと、しっかりと反面教師にさせていただきました

今でも納得できない

そんなことを、
当時の部活の思い出話を夫と話しているときに、ぽっと思い出しました

ーーー

◇過去を振り返って当時とは異なる解釈を考えるわたし

今思い出したってことは、
このエピソードに対する見方を変えなさいよ、のメッセージかな、と思っているのですが、

相手に対して、自分への理解を全力で押し付けていたことに気づきました

自分の何もかもを受け入れてほしいという希望や期待を、全面的に訴えていたなと

この見方は今日までできませんでした

綴ってよかった、、!
新たな発見です

他者に対して、自分を理解して当然という考え方がそもそも間違っていて、
「ああ、そうか。理解してもらえないなら、保健室行こ」
と気持ちを切り替えて、その場を離れればよかったんですね

ああ、スッキリ
中学生のわたしに伝えたい!
好きでもない先生と押し問答する時間ってほんと無駄だよーって

ま、これもよい経験だったということですね

ーーー

◇まとめ:他者の許容範囲は自分とは異なる

中学生のわたしは大人に対して純粋だったんですね
自分は受け入れられて当然という環境で育ったことに感謝です

当時に自分のえらいところは、納得がいかないことを逃げずに表現したことかな?

伝えないと分かりませんからね、いろいろ

これから大人になる皆さん、無理ない範囲で、自分の気持ちをいろんな大人に伝えていきましょう


今日はおしらさんとadoさんの「唱の歌い方解説」動画をBGMにしながら、
つらつら、綴りました


ではみなさま、よい夢を



どりー



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