食べ物の好き嫌いは尊重する
誰かと食事をするには気をつけないといけないことがある。人には食に関して好き嫌いがある。食感が苦手、辛いものが無理、匂いが受けつけない等千差万別で個人による。
基本的に私は食べられないものはない。積極的に自ら選ばないものはあるが、出されたものは残さずに食べる。かぼちゃ、サツマイモなどの甘い野菜は避けて通るが、避けられないときは大人しく口に入れる。かぼちゃも薄く切ったものを油で揚げたものは寧ろ好みだし、とうもろこしの甘いものは果物感覚でぺろりと頂いてしまう。焼き芋(サツマイモ)にはまず手を出さない。これもスイーツ系ではあるが、水分がほしいところではある。
八角という中華料理でよく使われるスパイスがあるが、これは香港に旅行に行ってから突然苦手になった。街中でも八角の香りが漂っていて、特に痛い目にあった記憶はないのだが、不思議と帰って来てから避けるようになった。好き嫌いには微妙な人ぞれぞれの物語もあったりするので、これによって人を非難するようなことはない。
食べたことがないのに嫌う人も結構いるので、それはもったいないような気もするが、個人の自由なので非難には及ばない。
内臓系の肉を苦手とする人は結構多い。ホルモンやレバー、ミノなど見た目や食感が原因と思われる。確かに中々嚙み切れないホルモンとか面倒なこともあるが、肉の旨味や甘さで焼き肉は定番となっている。特に焼き鳥では鶏肉より内臓系や皮などを好んで注文してしまう。
パクチーなど香りの強いものもダメな人も多い。ニンニクやニラや茗荷、パセリ、セロリなど多くが香味野菜とよばれるものだ。時にはシイタケなどのキノコ類の香りがダメな人もいる。さすがにドリアンなどにはお目にかかることもないが。しそ、ショウガ、ネギなどにも言えることだが、子供のころにはどれも大喜びで迎える食材ではない。しかし、食人生を重ねていくと慣れもあるし、次第に寛容になってくる。昔は豆腐を喜んで食べる大人に違和感を感じていたが、年を取り食欲も落ち着いてくると、湯豆腐と香味野菜に泣けてくるほど愛着を感じてしまう。
アンチが多いホヤ、ナマコ、白子など海産物も同様だ。産地で頂く新鮮な珍味はお酒がすすんでしまう。今は飲めないけど。外国人には不評と聞くイカの塩辛、これと炊き立てのご飯があれば・・・。
人が集まれば、それだけ好き嫌いが生まれる。それを尊重するのも楽しい食事会の秘訣だと思われる。
【REG's Diary たぶれ落窪草紙 2月22日(木)】
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