#236:寝違え
朝起きて、首を回そうとすると激痛が。何もしてないのに突然起る、『寝違え』は、いわゆる首の捻挫です。不自然な形で寝ていたことが大きな原因ですが、一ヶ月に二度も三度も首が痛くなるようなら、骨盤や背骨の歪みによるものかもしれません。
寝違えた時には、湿布等で冷やして痛みをやわらげることがまず先決です。例外もありますが、筋肉が炎症を起こしているので、温めるとかえって痛くなることがあるからです。
ツボ療法では、人差し指と中指の間を手首の方に上がった骨と骨の付け根(手の甲で、押すととても痛い所)の『落枕(らくちん)』というツボが有効です。この部分を少し強く押しながら(爪楊枝の反対側等で)首を頑張って回していると、痛みが少しやわらいできます。そして落枕を押したその後に、耳の後ろにある骨の突起の周辺にある『完骨(かんこつ)』、『風池(ふうち)』のツボを指圧しながら痛い方向に首を動かしましょう。辛い症状を早く治すことができます。
古賀 直樹
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