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#443:飲み会が多いし、牛乳飲んで胃に膜を・・ホント!?

暑い夏は冷えた生ビールを飲む機会が多いですね。
そんな飲み会の前に、「牛乳を飲んでおけば胃に『膜』ができ、アルコールの吸収を防ぐから悪酔いはしないぞ!」・・
お酒のみの伝説のようになっています。
「イアイヤ、牛乳よりもドロドロしてるヨーグルトの方がより効果的だ!」・・最近はこんな主張をする人も。
結論からいうと、牛乳だろうがヨーグルトだろうが、もっとトロットした葛湯であろうが胃に膜はできません。
まぁ、これらを飲んですぐにお酒を飲めば、アルコールと混ざって薄くなり、吸収する胃や小腸の負担は少しは減るだろうし、牛乳は含まれるタンパク質などが肝臓の働きを助けたりはするでしょうが、 ただし液体である牛乳はそんな長い時間は胃にとどまらないのでその期待もとても薄いでしょう。

では、それよりも効果的なのは何か? 
それは、『飲む前に食べる』と、『食べながら飲む』の2つです。
先にも述べたように、アルコールは、胃や小腸から吸収されるので、胃に何もない状態でお酒を飲むとそれしか吸収しないので酔います。
つまり昔から言う、『空きっ腹の酒は効く!』というのは本当なのです。
ですからこの場合、液体の飲み物よりも食物・・さらには腹持ちのよい食べ物を選んで食べておくのがベターなのです。
ただ、いずれにしろ飲み過ぎは体によくないのはいうまでもありません。
量を考えて飲むようにしたいところです。

中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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