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#447:『踊る細胞』・・・『ダンス細胞』って何

耳についてのちょっとウンチクを・・・
耳は、外から入ってくる音の振動を鼓膜で感じ取る訳なのですが、その際の振動は、鼓膜のさらに奥の中耳にある、『耳小骨(じしょうこつ)』で増幅され、さらに奥の内耳にある、カタツムリみたいな形の『蝸牛(かぎゅう)』という器官の中にある、『外有毛細胞 』という感覚細胞が、振動を感知→増幅させて、もう一つの感覚細胞『内有毛細胞』に伝えて、それを電気信号に変えて、その情報を脳に伝えた結果が『音』と認識されます。
ここでクローズアップしたいのが、先の音の増幅器の働きをする『外有毛細胞』。
この外有毛細胞は、音を感知すると、それを増幅させるために、自らが伸縮して踊るように動いて、それがダンスをしているかのように見えることから、別名『ダンス細胞』という、ちょっとステキな名前で呼ばれています。
ただ、このダンス細胞・・一度損なわれると二度と再生ができなくなり、このダンスができないと音があまり聞こえなくなるという事態を招きます。
加齢による難聴の原因の一つにも挙げられていますが、その他にも大音量の音を、ヘッドホンで長時間、大音量で聴くなどしても大きなダメージを与えてしまうので、普段の生活習慣を気をつけるようにしましょう。

中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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